
猪又さん、こんばんは。
今度は FBPP ですね。アップされたというログを拝見しましたが、このログを見る限り、FastIntegration の align(つまり位置合わせ)で失敗していますね。少なくとも 256文字制限は関係なさそうです。
FastIntegration はあまり細かいログを出力しないので、どうして位置合わせに失敗したのかまでは不明ですが、「フレーム間のズレが小さいこと」など前提条件が結構厳しいので、色んな可能性が考えられます。
そこで google drive にアップされていたサブフレームも拝見したのですが、残念ながら、このログで処理していたサブフレームとアップされているファイルが違っていました。また、ダークもフラットもなかったので、実データを用いた検証は全くできませんでした。
ただ、それでも、気になる点が2つあります。
まず、アップされていた画像(ログで処理していたデータとは違いますが)を見ると、星が二重に写っていたり、大きく流れていたりするフレームが多数見受けられました。このログで処理していた NGC7635 のライトフレームの中にもそういったフレームはなかったでしょうか。もしあれば、それらを外して FBPP してください。
それから、ログを見て気づいたのですが、フラットフレームのキャリブレーションの際、10ミリ秒のフラットフレームに対して 60秒のダークが適用されていますね。私自身にはそのような経験がないので憶測ですが、このようなフラットフレームでフラット補正してしまうと、ライトフレームにホットピクセルの痕跡のようなものが残ってしまうことが考えられます。
キャリブレーション後のライトフレームにホットピクセルが多数残っていると、それに騙されて位置合わせが正しくできなくなることがありまして、これは FastIntegration でも同様です。
そこで、フラットと同じ露光時間のフラット用ダーク(ダークフラット)を取得して前処理したらどうなるでしょうか。フラットの露光時間が10msであれば、バイアスでも代替できるはずです。
それでもアライメントに失敗するということであれば、FBPP では FastIntegration のパラメータを変更することはできないみたいなので、WBPP で処理してみてください。