返信先: SPCC実行後に赤色に転ぶ現象

#23008
蒼月城
参加者

岡田さん

このスレッドはご無沙汰していましたが、私も先ほどデータをちらっと拝見させていただきました。私は天文用CMOSカメラのことをあまり良く知らないのですが、ダークを見てちょっと驚きました。
ヒストグラムを見てください。上は RAW、下は debayer したものです。

ご覧のように山が3つあるんですよ。右から R、B、G の山です。
しかし、ダークは光を当てていないわけですから、チャンネルによってレベルが違うなんてことはないはずです。実際、普通のダークは以下のように山は一つですよね。

これを見る限り、岡田さんのダークは普通のダークではないように見えますが、SV605CCのダークはこういうものなのでしょうか。岡田さんの SV605CC のダークはすべてこうなっているのでしょうか?
他に同型カメラをお持ちの方も、やはりダークは上のようになるのでしょうか。
まるでチャンネルごとに OFFSET が違うかのようになっていますが、そんな設定できるんでしょうか?

そして不思議なことがもう一つ。ライトフレームのヒストグラムが次にようになっています。

ダークとライトのヒストグラムを比べるとわかりますが、ダークとライトで R のレベルがほとんど変わらないんです。まるで R チャンネルはほとんど感光していないかのようになっています。
このため、ダーク減算すると0にクリップされるピクセルが多く発生します。そしてその結果 R チャンネルがノイズまみれのようになる、ということなんですね。SPCCのグラフで R/G のプロットが大きくバラついていたのもうなづけます。

ひと目見た限りでは、ダークが異常であるように思われます。そしてそのダークに対してあのライトであるのなら、R がほとんど感光していないわけですから、それもおかしいように思われます。
岡田さんがお持ちの SV605CC のダークがすべてこうなっているのであれば、これが正常なダークなのか、販売店やメーカに問い合わせてみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました