返信先: WBPPを使用しないBayerDrizzle

#18936
蒼月城
ゲスト

こんばんは。昨夜コメントしたはずなのですが、どうやら消えてしまっていたようなので、改めてコメントいたします。
PixInsight では bayer drizzle する場合でも debayer した画像が必要となります(ズレの量を計測するのに debayer した画像が必要だから)。さらに、それらを integrate する必要もあります。要するに、debayerする「通常の」前処理もやらなければなりません。もちろん WBPP を使わずに前処理することもできます(*1)が、結構面倒ですし出力結果も同じなので、そこまでは WBPP でやった方が良いと思います。

通常の前処理が終わったら、DrizzleIntegration プロセスを起動し、以下の手順で bayer drizzle します。
① Add Files ボタンから drizzleデータ(.xdrz)ファイルを入力 (*2)
② Enable CFA dirzzle オプションをチェック
③ Scale は任意だが、”1″ にすれば画素数を変えない通常の bayer drizzle ができる。
④ Drop shrink も任意だが、”1.00″ にすることが推奨されている
⑤ 右下の黒丸(Apply Global)ボタンを押して実行

DrizzleIntegration が終了するまで、WBPP が作成した中間ファイルは削除しないでください。これで bayer drizzle した画像ができるはずです。
なお、WBPPのバージョンが少し古いですが、私の YouTube の動画 [APTips 019] でも DrizzleIntegrationで bayer drizzle していますので、よろしければ参考になさってください。

(*1) WBPPを使わずに前処理する方法は、少々古いですが、私の YouTube の動画『天体写真を PixInsight で画像処理 ~ Pre processing 後編』で実演しています。
(*2) WBPPの output directory 配下の registered ディレクトリの下にもう一階層ディレクトリができているはずで、その下に drizzle データファイルがあります。

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