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2024年2月29日 19:47 #19535Yoshiko Katoゲスト
こんばんは。いつもお世話になっております。
10か月ほど前にPixinsightのWorkflows でTime Lapse が紹介されました。このとおり行い、動画は出来たのですが、超広角レンズのため輝星が小さく見栄えがしません。ソフトフィルターを使えばいいのですが、出目金レンズのため装着できません。何かいい方法がPixinsightで出来ないものかとお尋ねいたします。
2024年2月29日 22:28 #19536Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターYoshiko Katoさん
ご質問をありがとうございます。正直なところ星景写真はほとんど経験がなくて自信がないのですが、試しにやってみますね。Convolutionという処理で星をぼかしててみます。
(1) 星と背景の分離
StarNet2やStarXTerminator(SXT)を使って星と背景を分離します。SXTは有料ですがStarNet2は無料です。StarNet2は下記でダウンロード可能です。
https://www.starnetastro.com/download/
(2) 星をぼかす
Process – Convolution – Convolutionというプロセスで星をぼかします。StarNet2やSXTで分離した星の画像に対してConvolutionをかけます。ぼかす量はStdDevを使って決定します。
(3)星と背景を合成
星の画像名をStars_image、背景の画像名をBackgound_imageとします。
Process – PixelMath – PixelMathを起動して、”Stars_Image + Background_Image”と入力し、実行します。実行は▲ボタンを背景の画像にドロップします。やってみました。こんな感じです。StdDevは4.0にしました。パラメーターをもう少し調整して期待の画像を得られるとよいのですが、いかがでしょうか。
- この返信は8ヶ月、 4週前にMasahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
2024年2月29日 23:48 #19539だいこもんゲストYoshiko Katoさん、こんばんは。
PIでソフトフィルターをかける方法、大筋では丹羽さんの書かれた方法でOKです。ですが、よりフィルターを使った画像の質感に近づけたい場合、以下のようにやってみてください。
(下の方法は、明るい星に強く作用し、暗い星にはあまり効果が出ないソフトフィルターの特性を再現することを目的にしてます)(1)元画像のcopy(PIではcloneと呼ばれる)を用意します
(2)copyに対してHistogram Transformationで暗部を強く切り詰め、淡い星雲や暗い星を消します。
(もし、Starnet++やStarXTerminatorをお持ちなら、「星だけを分離した画像」に対してこれを行うのもアリです)(3)Morphological TransformationsでOperatorを”closing”とし、(2)の画像に実行し、1〜3等星くらいを残して暗い星を消します(明るい星はHTだけでは消えないため)
(4)星消し画像にconvolutionをかける。stdDevは5〜20くらいになるかと思います。
(5)pixel Mathで 元画像 + a*(ぼかした星消し画像) を実行。aは係数で、ソフト効果の調整用で、プレビューでソフト効果の出方を見ながら調整します。以上です。説明はざっくりなのでもし不明なところがあれば、お気軽に質問してください。
2024年2月29日 23:59 #19540だいこもんゲスト追記です。元の質問を拝見すると、TimeLapseの作成に際して、複数枚画像に対し一括処理で行いたいのでしょうか?
一括処理はProcessContainerとImageContainerをつかってできそうですが、あまりやったことないので検証する必要がありますね。丹羽さん、どうでしょうか?2024年3月1日 00:04 #19541Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターだいこもんさん
ありがとうございます。明るい星だけに作用させる方法なのですね。なるほど。(4)で書かれている「星消し画像」とは、暗い星を消した画像と理解しました。これならStarNetなども使わなくてもできますね。
Time Lapseの方はまだ未確認でしたが、Process ContainerとImage Containerを使えば一括でできそうです。Yoshiko Kato さん
質問があればお気軽にご連絡下さい!
丹羽
- この返信は8ヶ月、 4週前にMasahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
- この返信は8ヶ月、 4週前にMasahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
2024年3月1日 11:19 #19546Yoshiko Katoゲスト丹羽さん、だいこもんさん、早速返信いただきありがとうございます。
ご指摘のように、Process ContainerとImage Containerを使ってバッチ処理をしてます。Process Containerに組み込むことが出来るかどうか、ご両人からが教えていただいた方法でやってみます。
2024年3月1日 15:38 #19547Yoshiko Katoゲスト一枚の画像をだいこもんさんの方法でやってみました。「ソフトフィルター効果」が出来ました! ありがとうございます。
今度はこの作業をProcessContainerに組み込みたいわけですが、History Explorerを開くとViewSelectが二つあり、一つはconvolutionをかけたclone画像、もう一つは元画像です。この二つの画像に対しPixleMath処理をしますが、その式を元画像+clone画像にするとHistory Explorerが二つになります。clone画像+元画像にするとHistory ExplorerはPixelMathの合成処理まで記載されています。このインスタンスをImageContainerに重ねましたが、処理はされませんでした。ProcessContainerとHistory Explorerの基本的なことを理解出来ていません。ご指導のほどよろしくお願いいたします。
丹羽さん、先ほどは処理前処理後の実際の画像まで掲載していただき感謝です。いつも親身になって対応してくれることに敬服しています。
2024年3月2日 17:08 #19553だいこもんゲストちょっと一筋縄ではいかないかもです。たとえば
image01.tif
image02.tif
…
image99.tifという連番ファイルをImageContainerに格納して、それとは別に
Starnet++の星消し
HTの暗部切りつめ
MorphologivalTrans
ConvolutionのプロセスをProcessContainerに入れて、ProcessContainerの三角マークをImageContainerの下部のバーにドラッグする。という方法で
image01_soft.tif
image02_soft.tif
…
image99_soft.tifというファイルを一括生成することは出来そうです。問題はここから
image01.tif+image01_soft.tif
image02.tif+image02_soft.tif
…
image99.tif+image99_soft.tifの形の一括加算をPIでできるかどうかですね。ざっと見た感じでは無いかもです。
2024年3月2日 17:20 #19554だいこもんゲストすぐに思いつく案としては、例えばimageMagickなどのほかのソフトを使って、簡単なスクリプトを書いて実行する方法がありますが、imagemagickをインストールしたら、コマンドプロンプトから
>convert image01.tif image01_soft.tif -compose add -composite image01_fin.jpg
と入力して加算ができますので、これをexcelなどでファイル枚数分書いて、スクリプトで一気に実行するという方法です
2024年3月2日 17:27 #19555だいこもんゲストすみません。上のimagemagickの命令で、2枚の画像の加算は
-compose add
ではなくて
-compose puls
でした。またソフトフィルター効果にはスクリーン合成も有効でその場合は
-compose screen
でできます。
2024年3月2日 20:51 #19557Yoshiko Katoゲストだいこもんさん、ありがとうございます。
ご説明の前半はなんとなく分かりますが、後半は全く私のPC操作理解を超えています。「コマンドプロンプト」は大の苦手なんです。
ソフト面で何とかならないかと思ったですが、ハード面での対策も考えてみます。
Pixinsightの「Process」に「ソフトフィルター効果」が新規追加されるといいのですが・・・・・
2024年3月3日 11:34 #19558Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターYoshiko Katoさん
私もいろいろ実験してみたのですが、うまくできる方法が見つかっていません。今回の方法は二つの画像を合成するのですが、Image Container、Process Containerが一つの画像を対象とした処理のため、二つの画像を合成する方法が見つからずにいます。
大変ですが、一枚ずつ合成する方法しか思いつかずにいます。
また今年のCP+でケンコー・トキナーからレンズの裏側に装着するソフトフィルターが発表されました。これならば出目金レンズにも装着できそうです。
https://x.com/KenkoTokina_JP/status/1760575882635432182?s=20
2024年3月3日 15:25 #19559Yoshiko Katoゲスト丹羽さん、ありがとうございます。
>Image Container、Process Containerが一つの画像を対象とした処理 その通りです。二つの処理を組み合わせるような処理Containerが有ったらどうだろうとか、思っています。
このfilterはCannonマウント用ではなかったかと思います。私のカメラはニコンなので、フィルター装着金具が無かったように記憶していますが、もう一度調べてみます。
2024年3月6日 21:10 #19569Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターYoshiko Katoさん
なかなか上手な方法が見当たらず恐縮です。思いついたらレポートしますね。またお気軽にご質問ください。
丹羽
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