PixelMathで星が飽和する

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  • #20214
    田中邦明
    ゲスト

    丹羽さん

    たびたびお世話になっております。

    今回はPixelMathで見つけた不思議な現象について教えてください。

    最近、ASI2600MC Duoを入手したので、これまでのASI294MC Proの比べ画角が大きくなりました。

    おかげで、網状星雲を東から西まで、これまで6パネルモザイクをしていたものが2パネルで済むようになりました。

    星雲の強調はモザイク合成した後にStarNet2を使って、starless画像とstars画像に分けてそれぞれの処理をしています。最終的にPixelmathを使って「Rescale result」にチェックを入れstarless画像とstars画像を足し合わせているのですが、stars画像ではNGC6960にある明るい52番星(Cygni)はまったく飽和していないのに、足し合わせた画像では星の直径の7割くらいが「明るさ=1」に飽和してしまうのです。

    そこで、PixelMathのDestinationにある「Rescale result」にチェックを入れて改めて足し合わせをしたところ星の飽和は亡くなったのですが画像全体が暗くなってしまいました。

    それは足し合わせた画像をノンリニアストレッチをすることで明るさの調整はできたのですが、この現象に対して私が実施した「Rescale result」にチェックを入れるという方法は正しかったのでしょうか?

    ちなみに、starless画像とstars画像はともに、それぞれ処理後、足し合わせ前にリニアストレッチをかけています。

    #20217
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    こんにちは。

    足し合わせたあとに星が飽和する件はおそらく星と背景をストレッチした結果、合計すると値が1を超えたためと思います。たとえば星がストレッチして0.8になり、背景が0.3になった場合、合計すると1.1なので1に丸められ飽和することになります。

    Rescale resultは私は使ったことはないのですが、マニュアルをみるとr’ ¬ (r — m) / (M — m)という式を使って0から1の間に値を入れるようにしています。そのため暗くなったのかもしれませんね。

    ただこのオプションを使うよりも、ストレッチする量を減らして星を飽和させないようにした方が良いかなとは思います。

    また飽和させないためには、スクリーン合成を使う方法もあります。AとBという画像をスクリーン合成するには、PixelMathで次の式を入力します。

    combine(A, B, op_screen())

    これもいろいろな画像を合成するときに便利です。

    #20287
    田中邦明
    ゲスト

    ありがとうございます。

    PixelMathはほとんどstars+starlessのようにしか使っていなかったので参考にさせていただきます。

    スクリーン合成についても勉強させていただきます。

    #20341
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    またご質問ください!

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