2月末の月のない夜に天気が良かったので、三浦半島最南端にあるいつもの城ヶ島公園に、星を観に行きました。オリオン座が沈んで数時間後の明け方、風が強いからか白波の立つ海岸の東の空に、立派なさそり座が昇ってきました。
さそり座が昇る前にオリオン座が沈むのは、無敵のオリオンはさそりに刺されて死んしまったので、さそり座から逃げ回っているからです。小学校のころ、そんな話をプラネタリウムで聞いたことを思い出しました。
この時期、夏冬の二大スター、さそり座とオリオン座を一晩に見られるのは、なかなかの贅沢。
真ん中少し上の赤い星がさそりの心臓アンタレスです。さそりの尻尾が天の川の下に出ています。その下は対岸の千葉の明かりです。
<撮影データ>
サボテンに挟まれた南十字星
2020年2月23日4時12分50秒~
Fujinon XF23mmF2 R WR
Fujifilm X-T30 (ISO 3200)
露出30秒
Adobe Lightroomにて画像処理