小惑星メリボエアが撮れました

撮影した画像をチェックしていたところ、動きのある天体が写り込んでいました。場所はペガスス座の四角形の少し南の付近です。動画にしてみました。1コマ5分です。大きさからどうやら小惑星のようです。

小惑星 メリボエア 1コマ5分 (読み込みが終わると動きます)

撮影日時: 2024年9月8日 3時9分54秒 – 4時1分19秒
ペガスス座
赤経 23h 41m 26.0s – 23h 41m 24.5s
赤緯 +09° 15′ 50″ – +09° 15′ 50″ 31″
撮影地: チリ・ウルタド渓谷リモート撮影
#observatorioelsauce

これは新しい小惑星か? 名前を考えないと。Tanotenにするか。いやここは妻の名前をつけるべきだろう・・・というはずもなく、調べてみたところメリボエア(Meliboea)という名前の小惑星でした。12番目に大きな小惑星とのことです。1874年に発見されています。うーん残念、150年遅かったか・・・。

現在、地球からの距離は2.5億キロメートル。火星と木星の間のメインベルトと呼ぶ小惑星帯で、太陽を5.5年周期で回っている小惑星です。大きさは145キロメートルで小惑星としては大きいものですが、普段撮影している天体に比べると遥かに小さい。そんなのが太陽の光を浴びてキラキラ飛んでいるのを想像すると興奮します。

M&Mさんがステラナビゲータで地球との位置関係を調べてくれました。

太陽と地球とメリボエアが一直線です。ちょうど観測に適したタイミングだったんですね。

小惑星が撮れたのははじめてです。こんな偶然があると、天体撮影がますます楽しくなります。次は小惑星Tanoten発見だ!

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