
こんばんは。
たまたま通りすがりの者で恐縮ですが、PixInsightでは、bayer drizzleすると言っても実際には元のCFA画像をdebayerする必要があって(位置のズレをdebayerした画像から計測する必要があるから)、さらにそれを integrateする必要もあります。つまり、debayerして普通に前処理する必要もあるんです。もちろん、この「普通の前処理」もWBPPを使わずにやることはできますが、大変面倒なので、そこまではWBPPでやった方が良いと思います。
デフォルト通りWBPPを実行すると、drizzleデータファイル(.xdrz)ができますので、それを DrizzleIntegrationプロセスに読み込みます。そして、Enable CFA drizzle オプションをチェックして左下の黒丸ボタン(Apply Global)を押すと bayer drizzle できます。Scale と Drop shrink のパラメータは任意ですが、Scale は “1” にすれば画像の画素サイズをそのままにした通常の bayer drizzle ができますし、Drop Shrink は “1.00” にすることが推奨されています。
drizzleデータファイルは、WBPPを実行すると、output directory 配下の registered ディレクトリの下にもう一階層ディレクトリが作られるはずで、その下にあります。
上記 DrizzleIntegrationが終わるまで、WBPPを実行してできた中間ファイルは削除しないでくださいね。
なお、WBPPのバージョンは違いますが、私の Youtube動画 [APTips 019] で実際に DrizzleIntegration プロセスを使った bayer drizzle をしていますので、よろしければ参考になさってください。