返信先: ワンショットナローのブレンドについて

#7594
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター

投稿ありがとうございます。

同じカラーカメラで撮影したノンフィルター画像と、QBPフィルター画像をブレンドするということですね。なかなか難しいお題ですー。

私がこれまでやってきたのは、RGBフィルターで撮影した画像に、Haフィルターで撮影した画像を混ぜていました。ワンショットカラーのノンフィルターとワンショットナローをブレンドしたことはないので、私だったらこうするだろうという想像で回答しますね。

最初に星はノンフィルターを使いたいので、StarNet/StarNet2かStarXTerminatorを用いて、QBPフィルターの画像から星を消しておきます。

次にQBPフィルターの画像をRGBに分解します。Process – Channel Management – Extract ChanelでRGB分解は可能です。この画像にQBP-R, QBP-G, QBP-Bと名付けます。

次にPixelMathでブレンドします。方法は(1)直接まぜる、(2)比較明合成で混ぜるです。

(1)直接混ぜる

PixelMathを起動して”Use a single RGB/K expressionのチェックを外します。次にRGBのタブに次の式を書きます。
Rチャネル:  \$T[0]*rate_r + QBP-R*(1 – rate_r)
Gチャネル:  \$T[1]*rate_g + QBP-R*(1 – rate_g)
Bチャネル:  \$T[2]*rate_b + QBP-R*(1 – rate_b)

rate_r, rate_g, rage_bはブレンド比率なので、Symbolsに次のように記載します。
Symbols: rate_r=0.6, rate_g=0.5, rate_g=0.8

(2)比較明合成で混ぜる

同じくPixel Mathで次のように記載します。

Rチャネル:  max(\$T[0], QBP-R*boost_r)
Gチャネル:  max(\$T[1], QBP-R*boost_g)
Bチャネル:  max(\$T[2], QBP-R*boost_b)

Symbols: boost_r=1.2, boost_g=1.1, boost_b=1.3,

やはり数値を変えて実験します。

PixelMathで新しい数式を書くと前に書いたのが消えてしまうので、▲マークをワークプレイスにドラッグ&ドロップして保存しておくことをお薦めします。

今回の方法で難しいのはカラーバランスを整えることと思います。どうしても全体の色味が変わってしまうと思います直感的には(2)の比較明合成作戦がうまくいく気がしています。

やってみて上手く行かない場合は、また投稿ください!

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