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だいこもん (たの天アンバサダー)により4日、 3時間前に更新されました。
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ディープスカイ
ゲスト丹羽さん
いつも質問させて頂いており丁寧に解説してくださりありがとうございます。
非光害地(21.4mag/arcsec2)にてアンドロメダ銀河を撮影しました。

結構、黄色カブりしています。
これはこれでいいのですが、皆さんがよく投稿している青白い箇所がでてきません。
撮影機材は下記になります。
・カメラ:ASI071MC- Pro
・望遠鏡:Askar FRA300Pro
・フィルター:Optolong L-Ultimate(赤いHaが欲しいので使用しました)
処理手順は
・ImageSolver
・GraXpert
・BXT(CorrectOnly)
・NXT
・SPCC
となります。

ただ、masterLightの時点で既に黄色っぽいのが原因ですかね?

フィルター(Optolong L-Ultimate)の問題でしょうか?
ColorSaturationで青の要素を上げてもでないのは、Oiiiの要素が足りない?
この辺り ↓ は、どの画像も青(青紫)がありそうですが、下記のような状況です。

このWikipediaのような写真になるようにするにはどうすればいいか教えてもらえますか?

Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターディープスカイさん
おそらくデュアルバンドフィルターを使用したためと思います。
Optolong L-UltimateはOIIIとHaを選択的に透過するデュアルバンドフィルターですが、アンドロメダをはじめとする銀河は連続光なんです。星雲の場合はOIIIとHaの光が強いので、その光を選択的に取得することで、ナローバンドでもブロードバンドに近い画像処理が可能です。
一方で銀河の場合は、全ての波長帯に光が分布しているので、デュアルバンドフィルターなどナローバンドフィルターには不向きなところがあります。
アンドロメダの青い領域もOIIIよりも広い周波数帯に広がっているので、それらの光がカットされたのだと思います。
ディープスカイ
ゲスト丹羽さん
早々の回答ありがとうございます。
やはりデュアルバンドフィルターの問題だったのですね。
折角、非光害地に行ったのでフィルターなしでアンドロメダ銀河をとるしかないですね。残念です。
ただ、アストロアーツさんの天体写真ギャラリーでL-eXtremeでも青の描写ができていたのでL-Ultimateでもできるものだと勘違いしていました。
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/photo/128103
いろいろとありがとうございました。
ディープスカイさん
私も丹羽さんと同じ考えだったのですが、アストロアーツの天体写真ギャラリーでL-extremeをつかって青が出ているのですね。
試しに、CC(Color Calibration)プロセスで色合わせをしてみることをやってみてください。手順としては
- Background Neutralizationで背景をグレーにする
- Color Calibrationで、White Referenceに銀河中心を選び、背景を指定して実行する(デフォルトでonになっているStructure Detectionをオフにしても良いかも)
です。こうすると、現在黄色っぽくなっている銀河の中心を白くする処理が行われるので、相対的に銀河の腕が青くなるかもしれません。
ディープスカイ
ゲストだいこもんさん
アドバイスありがとうございます。
早速仰せの通り試してみました。
CC後の処理で若干白くなったので少し期待したんですが

ノンリニアに入り、彩度(CuverTransformation)を上げただけですが、あまり変化はないようです。

やはり青い部分がカットされているんですかね
なるほど、cc後の画像を見る限りは良さそうに見えます。
彩度をあげるのではなくて、asinhstretchをかけても黄色くなりますか?
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