ArcsinhStretchの設定について

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  • #7077
    Alricha33
    ゲスト

    はじめて質問させていただきます。
    リニア画像からのストレッチにArcsinhStretchを使用しておりますが、その中のUse RGB working space の役割がよく分かっていません。
    この項目を選択した場合の効果や使いどころなどあればご教示いただけると幸いです。
    いつもブログやYouTubeを拝見し、参考にさせていただいています。いきなりニッチな質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

    #7080
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    Alricha33さん、こんにちは。

    おお!渋いところのご質問ですね。こういうネタはブログにあまり書かないので質問コーナーを作ってよかったと思いました!

    通常の利用ではUse RGB working spaceはオフのままでOKです。そうするとデフォルトでRGBの割合が1:1:1に設定されます。

    RGBWorking Spaceの概念を説明しますね。すべての画像はRGB Working Spaceという値を持っています。これは画像の見た目には変わりがないですが、内部の画像処理でL画像を算出するときにRGBの割合をどれくらいにするか設定します。

    人間の目はGreenに反応が良いので一眼カメラの画像ではRGBがGに重く設定されています。しかし太陽光のもとで撮影するわけではない天体写真では、通常RGBの比率は1:1:1にします。そのためにはRGBWorkingSpace処理で1:1:1を設定しておきます。そうするとL画像が作られるときにRGB比率は1:1:1になります。

    今回のArcsinhStretchはRGBWorking Spaceをオフにしておくとデフォルトで1:1:1が設定されますので上記の処理は不要です。HαやOIIIを強調したいときなどに、あえてRGB Working Spaceを1:1:1にしない場合に、これをオンにして別の値を設定することがあります。

    ちょっと細かい内容なので、ご不明な点があればお気軽に追加質問ください!

    #7098
    Alricha33
    ゲスト

    Niwaさん、分かり易い解説をありがとうございます。
    この設定は、文字通りRGBWorkingspaceというProcessに紐づいていることが分かり、目からうろこでした。
    また質問させていただくこともあると思いますので、よろしくお願いします!

    #7104
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    はい、どしどしご質問ください!

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