Alricha33さん、こんにちは。
おお!渋いところのご質問ですね。こういうネタはブログにあまり書かないので質問コーナーを作ってよかったと思いました!
通常の利用ではUse RGB working spaceはオフのままでOKです。そうするとデフォルトでRGBの割合が1:1:1に設定されます。
RGBWorking Spaceの概念を説明しますね。すべての画像はRGB Working Spaceという値を持っています。これは画像の見た目には変わりがないですが、内部の画像処理でL画像を算出するときにRGBの割合をどれくらいにするか設定します。
人間の目はGreenに反応が良いので一眼カメラの画像ではRGBがGに重く設定されています。しかし太陽光のもとで撮影するわけではない天体写真では、通常RGBの比率は1:1:1にします。そのためにはRGBWorkingSpace処理で1:1:1を設定しておきます。そうするとL画像が作られるときにRGB比率は1:1:1になります。
今回のArcsinhStretchはRGBWorking Spaceをオフにしておくとデフォルトで1:1:1が設定されますので上記の処理は不要です。HαやOIIIを強調したいときなどに、あえてRGB Working Spaceを1:1:1にしない場合に、これをオンにして別の値を設定することがあります。
ちょっと細かい内容なので、ご不明な点があればお気軽に追加質問ください!