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DoiMaachにより1年、 9ヶ月前に更新されました。
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DoiMaach
ゲストまたまた質問させていただきます。
Biasフレームについですが、Biasフレームは撮影時の温度、ゲイン、バイアスを補正対象のフレーム(Light, Light Dark, Flat, Flat Dark)と合わせる必要があると思っていましたが、ゲインについては異なっていても問題ないのでしょうか?
LightフレームとFlatフレーム撮影時のゲインが異なっていたため、WBPPにもゲインが異なるの2種類のBiasフレームを登録したところ、それらを区別していないように見えます。
ゲインが異なるとノイズの出方も変わってくると思っていたのですが。
PixInsightのフォーラムを見てみると大丈夫そうなコメントも有りますが、今ひとつハッキリとしなかったもので。ブログは一通り拝見させていただいたつもりですが、もしすでにどこかに記載がありましたら申し訳ございません。
以上、よろしくお願いします。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターDoiMaachさん、
質問コーナーを活用してくださって嬉しいです。ありがとうございます。Light, Dark, Flat, Biasはすべてゲインは揃える必要があります。回路の読み込み時に発生するリードノイズは全てのファイルに含まれます。このリードノイズはゲインによって変化します。ZWOのホームページからリードノイズとゲインの関係のグラフを転載します。
https://astronomy-imaging-camera.com/product/asi294mm-pro
ここにあるように、横軸のゲインによって縦軸のリードノイズの値が異なります。そのため、ゲインが異なると正しく、バイアスが引けなくなります。
ところで私は最近はバイアスを使用していません。WBPPダークとライトの露光時間が一致した場合はバイアスを使用しないようになっています(以前はバイアス使用していましたが、WBPP2.1か2.2で変わったように思います)。ダークとライトの露光量が一致した場合はライトからダークがそのまま引かれます。このときダークとライトの両方にバイアスが含まれているため、ライトからダークを引くと、自然にバイアスも引かれるためです。フラットも同様です。
これはWBPPの画面ですが、Biasを登録していますが、ライトでBaisがXとなって使用していないことがわかります。
ダイアグラムを見ても、バイアスは使われていません。
これはライトとダークがともに300秒の露光で一致していて、そのまま引き算するのでバイアスも一緒に引かれるためです。
追加質問があればお気軽にご連絡ください。それから新しい質問も大歓迎です!私も勉強になります!!
DoiMaach
ゲスト今回も大変わかりやすい解説ありがとうございます。
確かに、理論的に考えればLight、Flat共にダークを引いているのだから、Biasフレームが持つノイズも同時に引かれているはずですね。
ただ漫然とBiasは必要だろうと思って、無駄に大量のBiasフレームを取得していました。反省です。
WBPPのCalibrationタブで、LightとFlatのBiasに×が付いているのは気づいていたのですが、Darkの方のContains Biasと繋がっているとは思い至りませんでした。
Diagramも活用したいと思います。
改めまして、ありがとうございました。
ところで、「画像処理用PCのスペックなどについて」のトピックスにコメントさせて頂いたのですが、なぜか表示されていないようです。他の方のトピックスにはコメントできない仕様でしょうか?
それとも単に私のミスでうまく送信できていなかっただけでしょうか・・・Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターDoiMaachさん、
Calibrationのフローは私もよく混乱します。ややこしいですよね。ちなみに露光時間が異なりOptimize Darkのオプションをつけたときは、Biasが必要になるのでお気をつけください。
「画像処理用PCのスペックなどについて」のトピックスの件、ご連絡ありがとうございます。表示しました。昨日から一部表示されないスレッドがある不具合に困っていたのですが、理由がわかった気がします。早めに修正しておきます!
DoiMaach
ゲストOptimize Darkもコメントありがとうございます。
Optimize Darkは最初の頃、よく意味もわからずチェックを付けていて、アンプグローが消えずに途方に暮れていました。また、別トピックスの方、ご対応ありがとうございました。
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