- このトピックには7件の返信、1人の参加者があり、最後に
Masahiko Niwa/丹羽雅彦により1週前に更新されました。
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ぽうざマスター
ゲストいつも有益な記事の投稿ありがとうございます。
WBPPでdrizzle x2指定でLightフレーム49枚をIntegrateしたのですが、出来上がった「…drizzle_2x.xisf」ファイルを開くと、画像の一部の矩形領域が緑色に染まっている状態でした。まるでいったんもめんが飛んでいるような感じです。drizzleをFast指定したのがいけなかったのかと考え指定を解除してみたのですが、結果は同じでした。またFBPPでも試しましたが同じ不具合が生じました。何が悪かったのでしょうか?文章ではわかりにくいと思いますので、jpegで保存した画像を添付します。STFでストレッチしただけの画像です。画像上部中央付近に緑色に染まった領域があります。
添付画像の撮影データは次の通りです。
OTA:FMA180Pro、ノーフィルター
カメラ:ZWO ASI294MCPro、-10℃、gain120、Bin1
露出:300s、49フレーム(露光時間4時間5分)
Integrateするまでの処理は次の通りです。
①Lightをステライメージ9にてダーク、フラット、フラットダーク処理。
②このファイルをWBPPにてdrizzle x2指定でIntegrate。
ダークファイルは約一年前のものですが、フラットは当日撮影しました。
解決に向けて何か知見あればご教示いただければ幸いです。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターぽうざマスターさん
不思議なエラーですね。初めて見ました。
比較のために、一緒にできている通常のmasterファイルも添付下さいますか。丹羽
ぽうざマスター
ゲストレスありがとうございます。
通常のmasterファイルを添付します。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターまだ理由がわからないですが、ひとつの可能性として確認したいことがあります。
処理において、ダーク、フラットなどのキャリブレーション処理をステライメージでされているのは何か理由があるのでしょうか。PixInsightとステライメージのキャリブレーション処理は異なりますので、そこで何か問題が起きているのかもしれないと思いました。
PixInsightでダーク、フラットのマスターを作成して、そのマスターファイルでダーク、フラット処理をすることは可能でしょうか。
ぽうざマスター
ゲストいつも丁寧な返信ありがとうございます。レスポンスが遅くなってすみません。撮影時のガイド方法をガイド鏡方式からOAG方式に変えることにしたのですが、トラブル続出でそちらにかかりきりになっておりました。
ダーク、フラットによるキャリブレーション処理をステライメージ(SI)で対応している理由ですが、予め作成したダークやフラットを使いまわす形での処理がPIではやりにくいということによります。インテグレートする前のダークやフラットをライトと一緒にWBPPなどに放り込めばきちんと処理されるのは確認しました(ダークやフラットとして、それぞれ4ファイル以上の指定が必要なようです)。しかし私の場合ダークは1200フレーム、フラットは最低300フレームをインテグレートして使用しています。これらの膨大な数のファイルをWBPPを使うたびに処理させるのは効率が悪いので、SIのバッチ処理を利用してダーク、フラットのインテグレート画像を作成し、WBPPではキャリブレーションのチェックを外してインテグレートやdrizzleのみを指定して処理しています。
七転八倒の末、最近OAGがまともに使えるようになりました。また赤道儀もOAGが活きるように暴れが少ないものに変更しました。すると「いったんもめん」が出なくなりました。推測ですがdrizzleは数ピクセルのディザリングを想定しているのではないでしょうか。私が前に使っていた架台はガイド暴れが頻繁に生じていて、ガイド復帰後の画像のずれが数ピクセルどころか数十ピクセルになることもまれではありませんでした。これがdrizzle処理を狂わせてしまったのではないでしょうか?こういった架台で写真撮影することがそもそも間違いだったと考えています。場違いなトラブル相談でお手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。
余談ですが、最近とあるショップで赤道儀についてあることを教えてもらいました。海外製の赤道儀には眼視観望に重点を置き、写真撮影にはあまり重きを置いておらず、追尾が(撮影レベルでは)暴れるものが多いというものです。私が使用していた赤道儀もまさにその「眼視観望用」のものでした。幸い撮影環境を刷新できたので、もしこれでまた「いったんもめん」が現れたら、またご相談させていただこうと考えいています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターぼうざマスターさん
OAGを使ったらエラーがでなくなったのですね。理由はわからないままですが、まずはよかったです。苦戦されていたご様子ですので、うまくいってよかったです。こういうときは嬉しいですよね。
ちなみにPixInsightでもインテグレート済みのDarkやFlatを再利用することは可能です。
masterフォルダに出力されたファイルのうち、masterDark_で始まるのがインテグレート済みのDarkです。DarkをWBPPに登録するときに、撮影したDarkを登録する代わりに、masterDarkで始まるファイルを登録ください。私もそのようにしています。
またDrizzleも数十ピクセル離れていても問題ないはずなのですが、不思議ですね。
ぽうざマスター
ゲスト丹羽さん
masterDarkで始まるファイルを登録すれば使いまわしできるのですね!ありがとうございます。さっそくやってみます。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターぼうざマスターさん
はい。試してみてください!
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