間違い探し – 赤道儀のバランス安定

私は2020年3月からユニテックのSWAT-310V-specというポータブル赤道儀を使った天体撮影を開始しました。下の写真は初めて撮影したときのものです。私としては「わ〜い」という感じです。最初に組んだときは萌えますからねぇ。。

この写真をユニテック社の方に見ていただいたところ、いろいろアドバイスいただきました。私はとにかく組み上げることに熱心で、ウェイトのバランスや東西南北の向きに無頓着でした。

間違い探し!

それではいってみましょう! 下記の記載で、赤経は赤道儀に接続している側、赤緯は望遠鏡に接続している側の軸です。

機材のバランスを安定させる!

  • 三脚の三本足の一本を北に向けて機材を安定させる。
  • 赤道儀を搭載しているユニットの微動ビスを東西南北にあわせる。
  • 赤経クランプを緩めてウェイトシャフトを地面と平行になるように回したときに、東側がやや重く(東側偏荷重)なるようにする。そのまま赤経軸を固定する。南半球も東側偏荷重ですが、逆側です!
  • 赤緯クランプを緩めて、鏡筒が地面と平行になるように回したときにバランスが合うように鏡筒をずらす。
  • カメラの位置はウェイト側にしたほうがモーメント荷重的に安定する。

写真の東西南北をあわせるために!

  • 撮った写真は縦横の線を東西南北にあわせたい(仕上がり時に北を上にできるように)。
  • まず、ウェイトシャフトが地面から垂直になるように赤経軸を回して固定する。赤緯は鏡筒の筒先が真北に向くようにして固定する。その状態で、カメラの取り付け位置が上下左右のいずれかにするようにする。
  • 次にカメラを回して鏡筒と並行か90度の位置にする。

・・ということでした。

要するになるだけ機材を赤道儀に集まるようにして、モーメントが大きくならないようにするということですね。

それから撮影した写真は、特別な意図が無い限り北を上にするようにアドバイスもらいました。他の写真とも比較がしやすいことや、なにより自然になるからのようです。

以上、間違い探しでした〜〜

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