梅雨どきなのに加えてネット時代に初めてやってきた大型彗星。バンバン流れてくるネオワイズの勇姿になんだか焦りまくり。これってなんか経験あるぞ、と古い感覚を掘り起こすと、学生時代にあった周りの友人たちの「彼女ができました」報告に似ているのでした。高揚した面持ちの綺麗な写真を見つつ「良かったね!」とか言いつつも、悩ましい気持ちが高まる自分。なんか切ないぞ。
そんな心情を知人に話すと、たいがい「そんなの来てるの?」との反応にびっくり。世間はそうなのか・・。青春の日々を中高年になってから味わせてくれるネオワイズ彗星。先日に引き続き、ありがたいことにまた会うことができました。
7月22日水曜日。仕事が終わったのが午後7時。習慣となった仕事終わりのSCWとWindyを確認・・・すみません、嘘つきました。仕事中からずっとお天気サイトは開きっぱなしです。そして相変わらずSCWもWindyも真っ白。さっきまで小雨も降っていました。
「こりゃダメだわ」
でも今日はなんとなく気になって、どうせ翌日は休みだし、雲の切れ間があれば撮影できるし、ということでいつもの三浦半島の先端、城ヶ島に行くことにしました。ここからだと1時間かかるので到着したら8時を過ぎています。職場のオンライン飲み会があったのだけど、それは現地で参加することにしました。
到着してみると・・・
結局到着したのは8:15。機材の設定や極軸合わせや天体導入は時間がないので、今回も望遠鏡は使わず広角レンズでの撮影となりました。(望遠レンズ欲しいぞ)
そんな訳で前回の撮って撮って撮りまくれに続く新たなノウハウが誕生しました。
「とりあえず行く」です。
曇ってても行く
SCWが白くても行く
遅くなってからでも行く
オンライン飲み会があっても行く
しのごの言わずにまずはお付き合いしてみる、ということでしょうか。
こちらはトリミング無しの北斗七星とのコラボです。
<撮影データ>
2020年7月22日20時24分39秒~
Fujinon XF23mmF2 R WR (F2)
Fujifilm X-T30 (ISO 4000)
露出2秒
Adobe Lightroomにて画像処理
撮影地: 神奈川県三浦市