射手座にある球状星団M22です。球状星団とは、はるか遠方にある銀河と違って天の川の内側に存在する星の集まりで、今回のM22は7万個の星からできており地球からの距離は1万400光年です。しかし星の集まりというその前に、星団のまわりに星が多すぎて、わけがわかりません(笑)。砂場の砂をかき集めた感じに見えます。
射手座は天の川の中心近くの方角にあります。北斗七星に似たひしゃくの形をした星が並んでおり、南斗六星とも呼びます。北斗の拳ファンの方にはお馴染みですね。M22はひしゃくの柄(え)の部分に位置します。
南斗六星は目で見ると、大きく北天に目立つ北斗七星より二回りくらいサイズが小さく、天の川の脇にひっそりとたたずんでいます。みんな大好きな南斗水鳥拳のレイがこの中のどの星であるかは、残念ながらわからずです。
いて座か射手座か?
ところでこの記事を書くときに、「いて座」と書くか「射手座」と書くか悩みました。天文界隈では星座名はひらがなかカタカナで表記します。私もこれまでそれにならって「しし座」「ふたご座」というように書いてきました。しかし常々思っていたのですが「射手座」の方が圧倒的に雰囲気がでると思うのです。さらには私はいまホロスコープを猛勉強中。天文がもっとメジャーになるためには、占星術界隈の力を借りるより他に手はない、というあざとい理由であることは内緒です。
ということで、射手座の球状星団M22でした!
<撮影データ>
星がめっちゃある! 〜 射手座の球状星団M22
2024年9月4日 〜 2024年11月4日
AG Optiral 10″ iDK (250mm, F6.7)
Astro-Physics 1100GTO-AE
オフアキシスガイド ASI174MM Mini
ASI6200MM Pro
CHROMA RGB Filters
露出(すべて-10°C冷却, Bin1x1, Gain 100, Offset 50)
R: 300秒x36枚
G: 300秒x31枚
B: 300秒x34枚
総露光時間 8時間25分
PixInsightにて画像処理
撮影地: チリ・ウルタド渓谷リモート撮影
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