M83がメルヘン調になる問題に苦しんでいました。
奥さんや娘に嬉しそうに「これ見て!」とM83を見せたところ「まるっこくて可愛い〜」との反応。わたしゃ、可愛いと言われたくて精進してきたわけではないのですよ・・と本格派を目指すもアイドルの枠に入れられてしまう中森明菜・・ちがうな・・浜崎あゆみ・・も違う、プリンセスプリンセス・・どれも古いな・・という悩みをかかえていたのです。
まあ、これも良いかとアイドル路線で生きていく決心をした私。そんな中、銀河撮影の名手kさんのブログ記事を拝見しました。
銀河がパステル調になるのはL画像の階調によるものと論じています。
まじ?
私は必死に色相と彩度をあれこれこねくり回していましたが、明度はほったらかし。早速、実験してみました。ホントはデザインツールでやりたいところですが、会社員の悲しさでパワーポイントでやりました。一番楽だから・・・。銀河にありそうな色を作ってみました。
おお、確かに明度が高いほどメルヘンチックに、低いほどハードボイルドになります。元画像に対してCurvesTransformationを使ってLを少し落としてみました。
結果は・・・
ハードボイルドまではいっていなくても、ぶりっ子路線であった松田聖子が「赤いスイートピー」で路線を少し変えたくらいには落ち着きました。
このあといろいろ試し最終的にこんな感じです。
色相と彩度だけではなくて、明るさも色合いに大きく影響を与えていたなんて!
よくよく考えたら色は不思議です。同じ波でも音の場合は、高い音と低い音を同時に聞くと両方の音が聞こえます。中くらいの音に混じることはありません。でも色の場合は人間は一つの場所に一種類しかわからなくて、混じって新しい色が出てくる。和音はあるけど和色はない。そのためちょっとしたパラメータの変化が見た目に大きく影響を与えるようです。
色は面白いなあ。