子供がぐちゃぐちゃにしたような銀河 – Fornax A

子供がぐちゃぐちゃにしたような銀河 – Fornax A

「せっかくお父さんが頑張ってつくったのに、子供がぐちゃぐぐちゃにしてしまった」ような銀河、Fornax A (NGC 1316)です。すぐ横には、もう大きな銀河を作る気力を失ったお父さんが、それでも力を振り絞って作った端正な渦巻銀河(NGC 1317)もいます。

Fornax A(右)とNGC 1317(左)

何をどうしたらこういうことになるのか?と思ってしまいます。これは複数の銀河がぶつかり、干渉しあった結果、こんな構造になったようです。Fornax AはCentaurus Aと同じく電波銀河で銀河の中心には巨大なブラックホールがあるそうです。Fornax Aの中心には茶色の模様は、30億年前に衝突した銀河の跡とのこと。また外側には他の銀河との干渉による潮汐ストリーム(Tidal Stream)が何本もみえます。

隣の端正なNGC 1317は打って変わってとても綺麗中たちをしています。フェイスオンでこちらに顔を見せていて、本当にまんまるです。面白いことにFornax AとNGC 1317とは相互作用が観測されていないそうです。地球からFornax Aまでの距離は6000万光年。NGC 1317までの距離は5500〜8400万光年程度とのことなので、二つの銀河は比較的近い可能性もあります。Wikiの情報では、まだNGC 1317までの距離は確定されていないとのことでした。

ここはろ座銀河団の中で、他にもたくさんの銀河が存在します。

とくに左下にある、二重のリングをもつ銀河 NGC 1326もとても綺麗です。分類は早期型レンズ状銀河というそうです。棒渦巻銀河を2個のリングが囲っています。

早期型レンズ状銀河 NGC 1326

<撮影データ>
子供がぐちゃぐちゃにしたような銀河 – Fornax A
2025年11月22日 〜 2025年12月23日
AG Optical 10″ iDK (250mm, F6.7)
Astro-Physics 1100GTO-AE
オフアキシスガイド ASI174MM Mini
ASI6200MM Pro
CHROMA LRGB

露出(すべて-10°C冷却, Bin1x1, Gain 100, Offset 50)
 L: 300秒x186枚
 R: 300秒x101枚
 G: 300秒x107枚
 B: 300秒x104枚
総露光時間 41時間30分

PixInsightにて画像処理

撮影地: チリ・ウルタド渓谷リモート撮影

#observatorioelsauce

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