- このトピックには5件の返信、1人の参加者があり、最後に
Masahiko Niwa/丹羽雅彦により3日、 1時間前に更新されました。
-
投稿者投稿
-
岡本拓也
ゲスト丹羽さん
いつもお世話になっております。基本的な質問で申し訳ないのですが、カラーCMOSカメラでのLRGB画像にモノクロCMOSカメラのL画像や、Hα、OⅢ画像を使用する場合、どのようにしたらよいのでしょうか。お時間のある時に方法を教えていただきたいです。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター岡本さん
カラーカメラとモノクロカメラの画像合成はいろいろやり方があります。まだ「これ!」という手法は確立していなくて、さまざまな方法が試行錯誤されています。
撮影した機材、撮影対象、画像ごとの品質によっても結果に違いが出ます。とても良くなることもあれば、場合によってはかえって悪くなることも多いです。
・・・という私は、カラーカメラとモノクロカメラの合成はやったことがほとんどなくて、数年前に試した1回だけだったりします。その時は結果が悲惨になってしまいました(汗)。ただその時に悲惨になったのは、性質の異なる光学系、カメラを使っていたからで、同じ鏡筒、似たカメラならそんなに難しくもないと思います。
いくつか情報をお教えください。
・光学系はモノクロとカラーで同じでしょうか。
・カメラは画素数やピクセルサイズは同じでしょうか。もしくは違うものでしょうか。岡本拓也
ゲスト丹羽さん
<p style=”text-align: left;”>そうなのですね!迅速な御返事をありがとうございます。光学系、CMOSカメラともにカラーとモノクロで全く同じセンサーのものです。</p>Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター岡本さん
同じ光学系、センサーであれば比較的容易と思います。位置合わせ
まず全ての画像の位置合わせが必要です。次の手順でします
(1)最初にカラーカメラのWBPPを実行。
(2) 次にモノクロやナローバンドのWBPPをそれぞれ実行。その際にカラーカメラのWBPPを実行したあとのRegisteredフォルダの画像を使って、位置合わせする。下記のWBPPのRegistration Reference ImageをカラーカメラのRegisteredフォルダの下の画像を設定すると、位置合わせができます。L画像のブレンド
L画像をカラー画像にブレンドするにはLRGB合成が一般的です。ストレッチ済みのカラー画像とL画像を用意します。Histogram Transformationを使って画像の明るさは同じくらいにしてください。
Process – Color Spaces – LRGB Combinationを実行します。
LにL画像を設定して、カラー画像に▲をドロップします。そのままドロップするとカラー画像のL情報がL画像に置き換わるので、Channel WeightsでLのブレンド量を調整します。私の感覚ではカラー画像とL画像が同じくらいの露光時間のときは、100%置き換えても良いと思いますが、これは人によって諸説あります。
ナローバンドのブレンド
ナローバンドはブレンド方法がたくさんあります。一番私が気に入っているのは、NBColor Mapperというスクリプトを使う方法です。
https://youtu.be/2CSwrcvPnqM?si=QV7clZqU0p_U_GgW
こちらのYouTubeではHa, OIII, SIIを使って自然な色に合成しています。私はこの合成のあとに星消しをして、その後カラーデータとPixelMathを使ってスクリーン合成しています。スクリーン合成方法はこちらです。
またNBColor Mapperを使って、カラーデータとナローバンドデータを直接合成することも可能です。
いろいろ書きましたので、わからないことが多いと思います。お気軽に追加の質問ください!
岡本拓也
ゲスト詳しく教えて頂き、本当にありがとうございます。ストレッチした画像とのことですが、Noise処理やBXTなどは2つの画像をブレンドした後になるのでしょうか。また、ブレンドした後の画像をさらにストレッチしたりなど、処理してもよいものでしょうか。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターBXTはリニアな段階でかけます。そのためブレンド前になります。
ノイズ処理は人によってやり方が違っていて、私も核となる理屈はもっておらず、実際のところは、いまのところこれならうまく行っているというタイミングでやっています。私はストレッチしてブレンドが終わってからノイズ処理をしています。
-
投稿者投稿