SCWとWindyの天気予報がまったく異なり天文ファンが右往左往するなか、スタッドレスタイヤを持っていないヘタレな私は、騒動とは関係なしに近場でふたご座流星群を見てきました。東京からの光で明るい空でしたが、それでも2-3分に1個流れるハイペース。存分に楽しむことができました。撮影の方は・・・想像したより流れ星の光が写っておらず、まだまだ修行不足です。肉眼では流れ星が明るく見えるので、そんなとき人間の目の偉大さをあらためて感じました。
写真はこちら。4つの画像を比較明合成しています。写っているのがわかりますか?私は心の目で見つけました。
正解はこちら。
こうするとそれっぽく見えてきますね。補助線は偉大です。
もうひとつ。右上にギリギリ流れています。一枚目の試写に写っていました。微妙な心の目クラスの写真がが続きます・・・。
流星群は写真を撮らなくても見ていて楽しいので、今回は家族で行きました。そんなとき誰にも喜ばれる私の鉄板トークがあります。
「(ふたご座を指差しながら) なんでふたご座流星群っていうか知ってる?地球が時速10万キロで、あっちの方向にかっ飛んでるんだよ。いま地球はチリの集まりの中に突っ込んでいて、空気にぶつかって光ったチリが後ろに流れている。電車の窓についた雨が流れている感じだよ。」
この話をすると流れ星をみるたびに上がる声が「地球、速っ!」。一番盛り上がったのは、ふたご座を中心としたきれいな3方向に、数秒おきに流れた瞬間です。
我々は毎日、地球の自転は感じられますが、太陽の周りを回る公転を肌で感じるのは流星群のときくらい。貴重な時間です。
<撮影データ>
(ふたご座流星群)
2020年12月13日1時29分56秒〜
Fujifilm X-T30
Fujinon XF8-16mmF2.8 R LM WR (f8mm F2.8)
露出30秒x4枚 StarStaXで比較明合成
ISO3200
Unitec SWAT-310-Vspecでノータッチ追尾
PixInsight, StarStax, Adobe Lightroom
(オリオン座の斜め上にギリギリ流れ星)
2020年12月13日0時53分24秒〜
Fujifilm X-T30
Fujinon XF8-16mmF2.8 R LM WR (f8mm F2.8)
露出25秒
ISO6400
Unitec SWAT-310-Vspecでノータッチ追尾
PixInsight, Adobe Lightroom
撮影地: 千葉県大多喜町