公私混同の夜 〜 木星・土星大接近

それは木星と土星が大接近する前の週の木曜日のこと。
愛機R130Sfをのぞきながら私は大興奮していました。33倍の望遠鏡を使って、初めて同一視野の中に木星と土星が入って見えたのです。

「おお!!こりゃすげぇ」

木星と土星といえば昔からの二大アイドル。ジャイアント馬場とアントニオ猪木が団体を超えてタッグを組んだプロレスのイベントが思い出されます。ガリレオ衛星もそこに混じって、なんだか構図の下手くそな絵にも見えてきました。今日は103倍ではまだ一つの視野に二大惑星が入りませんが、大接近の日は一緒に見えるはず。月曜が楽しみです。そんな感動の中、一つのメッセージが・・・

「Niwaさん、来週月曜のお客様訪問ですけど・・」
「ああ、はいはい。17時に終わるのですよね。オンラインツールはZoomかTeamsどっちでした?」
「今回は現地に訪問ですよ」
「訪問って・・・栃木県じゃ〜ん」

オンラインミーティングとばかり思って、うっかり17時まで打ち合わせを入れてしまいました。横浜の自宅から栃木まで数時間。そうなると・・・もう一択です。13cm反射望遠鏡を持参で客先に行くしかない。

「何時の新幹線に乗りますか?」
「車で行きます」
「ああ、密を気にされているのですね」
「はい」 (まあ密なのは、人ではなくて惑星なんですが・・)

早速、Google Mapで確認するといい感じの河原がお客様から車で30分くらいのところにあります。月曜当日、3時間半かけてドライブし、無事に木星と土星の大接近を見ることができました。

木星・土星を望むR130Sf
木星・土星を望むR130Sf

「客先にこんなものを持っていくとは、ついに私も釣りバカ日誌の浜ちゃんクラスになったものだ」と変に感慨深くなりながらの観測です。眼視でも2つに分かれてみえますが、それは私の乱視のせい。ファインダー越しにはくっきり2つに分かれた木星と土星をとらえています。103倍でも163倍まで拡大しても一緒に見ることができました。怪我の功名というべきか、地平線まで開けている場所を確保したので、木星と土星が沈む最後まで見ることができました。

泣けるくらい感動した先週の木曜日とは異なり、今回はなんだか「宿題をやり終えた感じ」です。

晴れた翌日も家族で見ることができました。占星術をやっている方の話では、この木星・土星の大接近を機に「地の時代」が終わり「風の時代」にはいるとのこと。物質の所有が重視される時代から情報が重要な時代へ。そして個が重視される時代が250年続くそうです。

ゆらゆら揺れる動画も撮ってみました!

<動画撮影データ>
2020年17時56分12秒
Fujifilm X-T30
Vixen R130Sf (130mm反射鏡、焦点距離650mm)
接眼レンズ20mm
拡大撮影アダプター使用

撮影地: 横浜市街

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