星沼会の望遠鏡(R200SS)でマンドリル星雲を撮影しました。赤と青が対照になって、なかなか見応えがあります。
マンドリルは猿の一種です。この天体、別名はSkull and Crossbones Nebulaともいうそうです。Skull and Crossbonesを直訳すると「頭蓋骨とX印の骨」なので、海賊のマークのアレですね。薔薇星雲も骸骨星雲という別名がありますし、どくろ星雲も他にあるので、宇宙には骸骨やらどくろやらがいっぱいです。天体写真は暗黒帯がどくろのヒビにみえるのでしょうね。
どうしてこれがマンドリルやどくろに見えるのか、わからない人にはこちらを。
何やら叫んでいますね。
私は画像処理中はずっと、金魚をイメージしていました。でもこうしてみると、オコゼに見えてきました。胸びれあたりが、オコゼにそっくりです。ちょうど赤いしオコゼ星雲でもういいか・・・。
<撮影データ>
マンドリル星雲というか金魚というかオコゼ星雲!
2024年1月21日 〜 2024年3月5日
Vixen R200SS, corrector PH(760mm F3.8)
Astro-Physics 900GTO
ZWO 30mm F4ガイドスコープ, ASI120MM Mini
ASI294MM Pro
Astrodon LRGB Gen2 E-Series Tru-Balance Filters
Astrodon 5nm Narrowband Filters SII, Hα,OIII
露出
(-10°C冷却, Bin2x2, Gain 120, Offset 5)
L: 120秒x266枚
R: 120秒x83枚
G: 120秒x83枚
B: 120秒x80枚
(-10°C冷却, Bin2x2, Gain 200, Offset 20)
SII: 240秒x99枚
Hα:240秒x109枚
OIII: 240秒x52枚
総露光時間 34時間24分
PixInsightにて画像処理
撮影地: チリ・ウルタド渓谷リモート撮影
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