Masahiko Niwa/丹羽雅彦

つれづれに

2020年のふりかえりと、2021年のめあて

生活が一変した一年でした。このように書くとコロナ下の生活スタイルのことを指しそうですが、私には違う原因があります。天体写真です。転機はちょうど一年前の12月にSWAT-310V-Specを買ってから。広角カメラにはもったいないこのポータブル赤道儀。何か感じるものもあったのかもしれません。
PixInsight

HTで実践するマイルドなストレッチ 〜 PixInsightの画像処理

これまで私はストレッチにはSTFからHTにパラメータを移す方法を多用してきました。とても便利ですが課題もあります。ストレッチが激しすぎるのです。First Stretchは少しずつやっていくのがセオリー。その後の工程で処理のバリエーションを増やすことが狙いです・
PixInsight

知っておきたいABEのテクニック 〜 PixInsightの画像処理

ABE(はフラットな背景を得る強力なツールですが、うまく決まらないことも少なからずあります。私はしばらく悩まされていたのですが、簡単なテクニックで改善が見られました。
つれづれに

公私混同の夜 〜 木星・土星大接近

それは木星と土星が大接近する前の週の木曜日のこと。愛機R130Sfをのぞきながら私は大興奮していました。33倍の望遠鏡を使って、初めて同一視野の中に木星と土星が入って見えたのです。「おお!!こりゃすげぇ」木星と土星といえば昔からの二大アイド...
星空の写真

地球の公転を実感できる日 〜 ふたご座流星群

ふたご座流星群を見てきました。東京からの光で明るい空でしたが、それでも2-3分に1個流れるハイペース。存分に楽しむことができました。撮影の方は・・・想像したより流れ星の光が写っておらず、まだまだ修行不足。肉眼では流れ星が明るく見えるので、そんなとき人間の目の偉大さを感じます。
PixInsight

PixInsightの基本フロー モノクロ編 〜 LRGB+NBの画像処理

ハート星雲と馬頭星雲の撮影を通じて、いったんLRGB+ナローバンドのPixInsightの処理フローを固めました。カラー画像は、採用する処理、順序はいろいろあれど基本的に一本道。一方でモノクロは複数のフローが並行して走るためバリエーションも飛躍的に多くなります。
PixInsight

ナローバンドで色鮮やかに 〜 PixInsightによるHαとカラー画像の合成

モノクロ冷却CMOSカメラを入手して、一番嬉しかったのはHαを撮影したとき。もくもくしたハート星雲をずっと見ていられます。こうなるとこのHαをカラー画像にブレンドしたくなります。そこでHαをLRGB画像に合成する方法を調べてみました。
撮影方法

好事魔多し。撮影プランに気をつけて 〜 馬頭星雲

子供の頃、友の会会員だったこともあり通い詰めていた名古屋市科学館。小学4年生の頃にもらった馬頭星雲野写真に心を奪われたのをよく覚えています。季節が巡っていよいよ撮影の時期が来ました。綿密な計画を立てて初撮影に臨んだのですが・・・。
撮影方法

はじめての・・モノクロCMOSカメラによるLRGB撮影 〜 ハート星雲

ASI294MM Proを使い始めました。モノクロを選んだのは、綺麗な画像を撮影したかったから・・というよりも、いろいろ試してみたかったから。なんだか本末転倒な気もしますが「趣味とは、手段が目的化したことを指す」のだそうで、それで良いかなぁ、って思ってます。
撮影方法

モノクロCMOSカメラのフィルターサイズ

初めてのCMOSカメラのASI294MM Proを買いました。悩んだのがフィルターです。とくにサイズ選びに最後まで困りました。小さいサイズを選ぶとケラレてしまう。しかし無駄に大きいと高い。いろいろ調べたところ、焦点距離とセンサーサイズ、バックフォーカス距離で決まるようです。