天体写真家の正月は、撮影遠征!
深城ダムに今年の初遠征してまいりました。撮影したのはクリスマスツリー星団 (NGC 2264)とカタツムリ星雲 (IC2169)です。
カタツムリはわかりやすいですね。右に上向きのカタツムリがいます。
クリスマスツリーが私にはわかりません。この辺りだろうと思いつつ、まったくツリーには見えず。ネットで調べてみたところ、上下を反対にするとクリスマスツリーが現れるとのこと。
これならクリスマスツリーに見えます。どうせならと、最初の全体の写真も上限反転させてみました。ところがバランスが悪くなってしまったのと、カタツムリがひっくり返ってしまったので、元に戻しました。
初遠征は2年連続、深城ダムでぐらすのすちさんと
今年初めての遠征に行ったのは、昨年と同じく深城ダムです。星沼会の友人ぐらすのすちさんと一緒なのも昨年と同様です。昨年は良い一年でした。今年も良い一年になりそうです。
ぐらすのすちさんは元気なことに、2夜連続の撮影とのこと。遠征地についてみると、トドが横たわっていました。
眠気まなこのぐらすのすちさんを叩き起こし、しばらくしゃべっていると、突然の吹雪に見舞われました。かなりの風と雪です。
「ありゃー。今日は厳しいか・・・でも天気予報は夜から晴れだよな」
話をしながら待っていると、ほどなくして雪は止み、星空になりました。
その後は、一晩中曇ることはなく、ときおり強い風が吹いたものの空の透明度は高く、良い夜でした。この夜は、なぜだか牡羊座が私のなんども目に入りました。
牡羊座はとなりの牡牛座に比べて地味なので、普段はあんまり気にすることはありません。
「そうか、やっぱり私の星座は牡羊座だからだな・・・」
そう思って納得していたのですが、私は牡羊座ではなくて、干支が未年(ひつじどし)であることに気がついたのは帰宅後でした。
<撮影データ>
クリスマスツリー星団とカタツムリ星雲
2024年1月13日 19時00分 〜 1月14日2時48分
FSQ-106ED (口径106mm F5)
Astro-Physics Mach1
QHY5L-IIM/ミニ・ガイドスコープ PHD2でガイド
ASI6200MC Pro
露出(-10°C冷却, Bin1x1, Offset 50, gain 100)
180秒x128枚
(露光時間 6時間24分)
PixInsightにて画像処理
撮影地: 大月市七保町 深城ダム