天体写真の表記の謎。20枚 x 120秒!? がわかったかも・・・

リンゴはそれっぽく描けたと思うのですが、アンドロメダが・・・

これまで120秒露出の写真を20枚コンポジットしたときは、なんの疑問もなく「120秒 x 20枚コンポジット」と記載していました。

小学校で始めてかけ算を習ったとき「1個100円のリンゴを5個買いました。さていくらでしょう」という問題に「5 x 100 = 500」と書いて不正解となった経験があります。いまなお私の人生に尾を引いており、物がさき、数があとという順序をかたくなに守って生きて参りました。

(ちなみに、このことはかけ算の順序問題といって論争になっているようです。数学的にはどっちでも同じじゃんと思いつつ、順序を習うことでかけ算の概念が分かった気がするので、そう教えてくれたのも良かったとも思っています。つまり中立の立場です。ただ体がそう覚えていて、逆だと気持ち悪い・・・)

ところがですよ・・・海外の天体写真をみると例外の一つもなく、

“20 x 120 sec”

のように枚数がさき、写真があと、という順序なのです。これにはかけ算の順序警察の私も黙っていられません。いろいろ考えてみたところ、ひとつ気付いたことがありました。

日本語では「120秒露出の写真を20枚コンポジット」という言い方をするので「120秒 x 20枚」と書くことは自然です。しかし英語では

“composite of 20 frames exposed for 120 seconds”

となります。なのでその順序通り20 x 120secはやっぱり自然なんだと思います。20 framesのように写真の前に20が来ていることで、日本語と英語表記の違いを産んでいるのかと理解しました。英語だと12 Monkeys (12 x Monkey)だけど、日本だとAKB 48 (AKB x 48)的な・・・

さて、これからどうしましょう・・・

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