天体写真の展覧会を開催します。

2023年7月28日(金)〜8月13日(月)に、私、丹羽雅彦は東京・南青山のギャラリー DA VINCI PROJECTにおいて、写真展「時空を超えた贈りもの ー宇宙は不思議で美しいー」を開催します。お時間が許せば、ぜひいらしてください。

今回の写真展では、宇宙の不思議さ、美しさを伝えたいと思っています。数十光年から数万光年、数億光年に広がった空間でも、ミクロの世界にみえたり、裏庭の光景に似ていたり、宇宙には自然が作り出したとは思えない形がたくさんあります。そんな不思議さ、美しさを感じていただきたく思います。

宇宙の写真をほとんど見たことがない方にも、普段から天体写真に接している方にも楽しめる展覧会と思います。このブログを読んでくださっている方の多くは、天体写真を見慣れた方かと思います。今回の記事では、そんな天体写真界隈の方に個展の見どころをお伝えしたいと思います。

プリントの発色

ディスプレイでの鑑賞が主流のデジタル天体写真。ディスプレイはそれ自体が発光していますし、星のまぶしさの表現などを考えると、私自身も、天体写真は良いディスプレイで見るのが最も望ましい鑑賞方法だと考えていました。正直なところ、プリントでの鑑賞はディスプレイでの鑑賞に近づくことはできても超えられないような印象を持っていました。

しかし今回のプリントはちょいと自信があります。きちんと調整されたプリント作品は、ものとしての質感があり、ディスプレイにはない新たな魅力を感じています。

最初にプリント出力してから何度もやりなおし、プリントの調整には3ヶ月かけました。こだわっていますー。

会場の入り口です。こちらの階段を降りてください

大判プリントの魅力

もうひとつみていただきたいのは、大判のプリントです。私が天体写真をディスプレイでみるときは、スマホやiPad、大きくてもPCの24インチディスプレイでした。つまり大きくてもA3サイズよりすこし大きい50cmくらいの画面です。でも大きなサイズで見ていただきたい、という気持ちは強く持っていました。

今回の個展では、最大サイズが1.5m x 1.0mの作品。また1mを超えるA0サイズや、横幅が84cmあるA1サイズの写真も展示しています。

やっぱり大きな宇宙には大きなプリント。同じ写真を見てみても、小さな画面で見るときとイメージが異なります。そんなところもぜひご覧いただきたく思います。

現代アート作品の中での天体写真

ギャラリーDA VINCI PROJECTには、現役のアーティストによる絵画や、デジタルアート作品がたくさん展示してあります。会期中は、ご自由にご覧いただけますので、ぜひお楽しみください。展示作品のアーティストリストはdvp.co.jpからアクセスください。私もちゃっかり載せていただきました。

私の最大の関心事は、それら「現代アート作品の中に私の天体写真が置かれた時、どう映るのか」です。天体写真がアート作品たりうるのか、という私の取り組みテーマにも繋がります。ギャラリーに設置された私の天体写真が、他のアート作品の中にあるのをみていると、ヒントらしきものを感じました。今後の方向性もおぼろげながら見えてきたようにも思います。

Trevor Andrew氏の作品

展覧会概要

写真展の概要はこちらをご覧ください。

DA VINCI PROJECT
DA VINCI PROJECT

時空を超えた贈りもの —宇宙は不思議で美しい—

展覧会会期: 2023年7月28日(金) – 8月13日(日)
(会期中はご予約不要で入場いただけます。)
開廊時間: 平日18:00 – 21:00 / 土日祝日13:00 – 18:00
会場: DA VINCI PROJECT
〒107-0062 東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山B1
dvp.co.jp
入場無料

ぜひお気軽にいらしてください。

タイトルとURLをコピーしました