たがやすいえ – 空間に調和する天体写真

私の写真を買ってくださった友人宅を訪問しました。このお宅は海岸に面した自然豊かな小高い山の上に建てられており、江の浦測候所にも少し似た環境です。現地に到着してみると、少し傾斜をつけた外壁が山となじみ、コンクリート造りの家に命を与えている印象をもちました。

友人宅の外観 少し傾斜をつけた外壁が印象的。

はやる気持ちを抑えつつ、玄関からリビングルームにはいると・・・ありました!ほ座超新星残骸!

周囲と調和する写真

とても周りの空間と調和しています。ギャラリーで見たときとは、また違う印象をあたえます。単体の写真はそれ自体に意味があり価値を持ちますが、異なる環境を得て周りと調和することで、写真に新しい価値が与えられた気持ちになります。

写真家にとって、丹精込めた写真を買っていただき、プライベートな空間に飾ってくださるのは涙が出るくらい嬉しいことです。また写真が新たな空間で活かされるのをみると、作家の手をすでに離れて新たな意味を持っていくようにも感じました。

友人にお聞きしたところ、このお家のコンセプトは「たがやすいえ」とことです。「たがやすいえ」それ自体が作品であり、住まいの範疇を超えてcarpediem(今を生きる)というプロジェクトとして活動されています。常に変わり育てていく家なのでしょう。私の写真も私の手を離れて種まきされ、耕され、毎年新しい花を咲かせていくのだと思います。いまからとても楽しみです。

昨年の写真展では、たくさんの方に写真を購入いただきました。開催前は写真の人気が一部の作品に集中することを想像していたのですが、不思議なことに特定の写真に偏ることなく、まんべんなく購入いただきました。今回の友人宅訪問でその謎が解けた気がします。自宅はその人の価値観が色濃く出るスペースです。その空間と調和する写真もさまざまだったのだと思います。

また今年も写真展を開催したいと思っています。

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