Masahiko Niwa/丹羽雅彦

PixInsight

PixInsightの超基本!いつでも使う全体処理フロー

PixInsightはドラえもんの四次元ポケット。道具が多く用途がかぶってます。しかし同じ移動するにも直接行くならどこでもドア、人を探すならタケコプターというように、コンセプトが違っているし、どの機能をチョイスするかはその人の嗜好もあります。
星雲

紅葉に鮮やか花二輪 〜 干潟星雲と三裂星雲

M8干潟星雲(左側)とM20三裂星雲(右側)です。針葉樹の枯れ落葉の上にお花が咲いているイメージで仕上げてみました。M8とM20を二つそれぞれ撮影して合成して一枚に仕上げています(モザイクといいます)。赤青の三裂星雲の右上にM21というきらびやかな散開星団もいますね。このあたりは賑やかです。
PixInsight

禁断のGAMEスクリプト 〜 PixInsightで自由な形状のマスクを作るツール

Interactive Galaxy Mask Editor(通称GAME)を使うと楕円や複雑な形のマスクを作ることができます。強力でかつ、ちと劇薬というか、使い方を間違えるとえらいことになりそうなツールです。どれくらい自由に作れるかというと・・・
PixInsight

天文ガイド最優秀作品 受賞記念 〜 ケンタウルスAのPixInsight 全画像処理工程を公開!!

天文ガイド2021年9月号で最優秀作品賞をいただきました。最初に買った天文ガイドは小学校の4年生のとき。数十年を経て受賞できたことに感慨もひとしおです。嬉しかったのはジェットの画像処理を評価してもらったことです。今回のケンタウルスAは、画像処理にいろいろ工夫しました。
つれづれに

天リフイベントで南天のお話をしました。<アーカイブあります>

天リフの夏祭り「星と宇宙の夏ライブ2021」でお話をしました。今回は天文初心者向けにお話をするコンセプトで、南天の面白さをお伝えしようと試みました。自分ではうまくいったかなって思っています。普段はブログで活動している私。「動画も悪く無いなぁ」と映像表現に興味を持ちました。
つれづれに

<告知> 星と宇宙の夏ライブ2021で、南天のお話しをします

7/24(土)の13時より開催される「星と宇宙の夏ライブ2021」で、お話をします。私の出番は 18:45-19:00です。南半球の星空の魅力を天体初心者の方向けにお話しします。晴れれば、チリに設置してある望遠鏡を使ったライブも予定しています
PixInsight

RGB別の画像を一発で確認する方法 〜 PixInsightの画像処理

画像処理でとても重要なことの一つに、R, G, B別の画像を確認することがあります。RGBのどれか一つのチャネルが飽和してしまう色飽和や、彩度あげなど強調処理を繰り返す中で発生してしまう恐ろしい色抜け。これらはカラー画像では気が付きにくいもの。今回は一発でカラーチャネル別の画像を書くにする方法をご紹介します。
つれづれに

チームプレイをたのしむ 〜 天文ガイド 2021年8月号ビギナーに掲載

今回はチリの友人2人あわせた連名で応募しました。今年はチームプレイにこだわっています。チリのリモートは共同で設備を運営し、撮影する楽しみです。ほぼ毎日のようにチャットしながら続けていくことがとても楽しい。もう一つチームプレイがあります。先日の友情の北天分子雲です。
PixInsight

PCCのパラメーターと星の色の話 〜 PixInsightの画像処理

昨年(2020年)の秋に発足したPCC事故調査委員会。PixInsightのPCCで発生する緑被りを抑制する画期的な手法を提示しました。しかしM4の処理では大失敗。今回は失敗の理由を引き起こしたパラメータ設定から、星の色の話まで解説します。
星団

2つの球状星団。近くのM4と遠くのNGC6144

天体写真で遠近感を感じる方法がないか、とつねづね思っていました。星空は空に張り付いて2次元です。たとえば銀河の写真。「銀河の後ろの星が」とかつい言ってしまいますが、本当は星がすごく近くにあって、銀河ははるか彼方。なんとかならないものか、と思っていた私にチャンスが巡ってきました。