「ハローを清くあきらめた」と力強く宣言していた、M83南の回転花火銀河。「つい、あれもこれも」が信条の私。ようやく大胆なこと(そんなでもないけど)をできるようになったものだと悦にいっていましたが、人間、そんなに簡単に性格が変わるものではなく、結局ハローを引き出すことに・・・。
きっかけはM83のコントラストを高めるYouTube動画をつくっていたときのこと。動画撮影中に派手に強調してみるとハローの構造がはっきりみえます。「ハローが渦巻いている・・・」とつぶやいてしまいました。星沼会のまちょさんも「渦巻を引き出したいですね」とのコメント。だんだんもったいなくなってきた意気地のない私。覚えたてのGHSを使って、ハローを引き出す表現をやってみました。こちらです!
処理前と後を比較してみましょう。
心配していたのは、ハローの存在によって銀河本体がぼんやりすることでした。うまく回避しつつ、ハローによって艶やかさが出たように思います。ハローに濃淡をつけることで、背景が透けて見える部分があることでコントラストを保つことができたように思います。
ハローの処理
今回の処理は主に2つです。
- GHSを使って銀河の明るさを変えないままハローを明るく
- LHEでハローの濃淡をつける
処理方法はYouTubeに動画を作りましたので、お時間あるかたはご覧になってください。
またしても既視感があります。
調べてみるとケンタウルスAの再処理で、同じくハローの処理をやり直ししていました。その時もLHEでハローに濃淡つけてます。むむむ・・学習せず・・・。