マルカリアンチェーンのとぼけ顔 – SJH-75UFファーストライト

マルカリアンチェーンのとぼけ顔(銀河がたくさん写っています)

先日のしし座トリオ銀河のとぼけ顔に次ぐ、とぼけ顔の第二弾。マルカリアンチェーンです。先日の小山ダムの遠征でマルカリアンチェーンも撮影していました。マルカリアンチェーンは私が天体写真を始めて自分の望遠鏡で撮影した第一号の対象です。6年前に撮影して以来、久々の撮影でした。

しし座トリオ銀河のとぼけ顔は「どこが顔やねん」と共感をなかなか得られませんでしたが(笑)マルカリアンチェーンの方は誰がみても、先頭に顔がついているように思うのではないでしょうか。なんとなく、アニメで描かれるような芋虫を想起させます。可愛いやつです。

おとめ座銀河団とおとめ座「超」銀河団

マルカリアンチェーンのぼわっと明るい光の一つひとつは銀河です。銀河とは数千億個の星の集まりのこと。この辺りの領域は、見目麗しい「おとめ座銀河団」という名の銀河がたくさん集まっている領域です。この写真の中にも100個以上の銀河が写っています。

銀河がいっぱい。ぜひクリックして拡大してみてください (rnaさん作成のGalaxy Annotator v0.9.4を使用して作成)

マルカリアンチェーンを構成する主な銀河は6,000万光年くらいの距離が主ですが、写真の中には20億光年も離れた銀河も写っていました。地球ができたのが45億年前ですので、その半分くらいの時間のときに出た光がいま届いたわけです。

ちなみに我々の天の川銀河やアンドロメダ銀河は「局所銀河団」に属しています(局所って・・・学者の皆様、もうちょっと良い名前をつけて!)おとめ座銀河団を中心に、我々の局所銀河団やろ座銀河団、おおくま座銀河団など数十個の銀河群が配置され、全部あわせて「おとめ座超銀河団」と呼ばれます。なに、この宝塚感覚。やっぱりセンターは「おとめ座銀河団」でないと!これらの銀河団や構成される星々が、全部重力で引き合っているのです。すごいスケール感です。宇宙は膨張しているので天体どうしはどんどん離れていきますが、重力で引き合う銀河団たちはその影響を受けず、構造を維持するそうです。なんか不思議ですが、ちょっと、ほっ。

サイトロン SJH-75UF投入

この写真は、サイトロンの新型アストログラフSJH-75UFで撮影しました。昨年のCP+2025のセミナーでお借りして、好きになっちゃったんです。発売日の2026年2月13日に購入しました。高額な鏡筒ですが、とっても満足度が高いです。

うっかり撮影風景の写真を撮るのをわすれてしまったので、ケースにいれた写真を載せておきます。

ケースに収まったサイトロン新型アストログラフSJH-75UF

CP+2025のときの写真はこちら。後ろは私が撮影した馬頭星雲です。

<撮影データ>
マルカリアンチェーンのとぼけ顔
2026年3月14日 〜 3月15日
SJH-75UF (口径75mm F5)
ZWO ASIAIR
ZWO AM5
ASI290MMMini / ZWO 30F4 ミニスコープ ASIAIRでガイド
ASI6200MC Pro

露出(-10°C冷却, Bin1x1, Offset 50, gain 100)
180秒 x 69枚
露光時間 3時間18分 
PixInsightにて画像処理
*諸般の事情でいろいろミスって(笑)、BXTで星像を修正しています。星の大きさはそのままです。

撮影地: 撮影地: 茨城県高萩市 小山ダム

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