Masahiko Niwa/丹羽雅彦

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  • 返信先: 異なる露光時間のスタックについて。 #18409
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    遠征は2泊しまして1泊目はおかげさまで晴れました。M31を撮影してきました。

    露光時間が180秒と300秒の画像を一つにする場合は、HDRCompositionよりもImage Integrationで一緒にスタックした方が良いと思います。HDRCompsitionは明るさの異なる画像を「合成」する仕組みで、写真の明るい場所と暗い場所を両立させるために使います。たとえばオリオン大青雲で180秒露光と10秒露光を組み合わせて合成することで、中心部分の白飛びを防ぐなどします。

    今回はともに長い露光時間なのでImage Integrationで一緒にスタックします。次のような方針です。

    (1) Calibrationは180秒と300秒の別々のDarkを使う
    (2) Image Integrationは同時に実施する。重みづけのロジックによりシグナルの強い300秒に重みがかかるようにする。

    従来は手作業で前処理が必要でしたが、最近のWBPPは上記を自動ですることができます。

    (1)はデフォルトの設定でWBPPを処理すればできます。

    (2)はPost-Calibrationのタブを選択して、Exposure Torelanceを130と設定します。これは露光が130秒以内であれば一緒にするという設定です。300秒と180秒の差は120秒なので、少し大きい130を設定しました。

    これで実行すると、ひとつのLightのファイルが出来上がります。スタックはデフォルトですと、PSF Signal Weightで重みづけされるので、光が強い300秒の方が重みがかかってスタックされます。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    Gain, Offsetは同じでしたか。バーティノフマスクがついたままとしても、Darkより暗くなってしまうのはちょっと不思議ですが、何か複合的な原因があって撮影画像が暗くなったのでしょうね。

    こちらこそ調査におつきあいくださいまして、ありがとうございました。また何かわかったらお教えください。

    丹羽

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    Yoshiko Katoさん、

    こんにちは。
    画面のフォントサイズは下記の方法で変更できます。

    1. EditメニューのGlobal Preferenceを起動
    2. 左の一覧でCore UI Resourcesを選択
    3. 右側のFont Resoutionの数字を大きくする。たとえば1.5倍にするときは、150といれる

    試してみてください。

    また文字だけではなくてボタンなども大きくする場合は、Automatic UI Scalingをのチェックをはずして、UI Scaling factorに1.00以上の数字を入れます。

    ⚫️ボタンを押して実行して、PixInsightを再起動すると反映します。

    うまくいかなかった、またご連絡ください!

    返信先: WBPPのAutocropについて #18318
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    こんにちは。

    私もAutocropはオフにしています・・・というより毎回オフにするのを忘れてしまい、Autocropされたデータは使っていません。

    やはり自分でクロップしたいのですよね。Dynamic crop機能で自分で切り取っています。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    平均値、最小値がDarkよりも撮影画像の方が小さい理由として、今思いつくのは下記2つです

    (1) Darkに光が入ってしまった
    (2) 撮影画像とDarkの、Gain、Offsetが異なる。

    ちなみに、Gain, Offsetはそれぞれいくつでしょうか。

    またよろしければM16のStatisticsもお見せください。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    山下さん

    解決して良かったです。またご質問ください!

     

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    ありがとうございます。Darkが撮影画像に比べて明るいのが原因かと思います。

    ・Darkの平均値(mean):  1919
    ・撮影画像の平均値(mean): 1863

    つまり撮影画像の平均輝度より、Darkの平均輝度の方が明るくなっています。これによりDark減算したときに、かなりのシグナルが引かれてしまったようです。緑になったのはおそらくカラーカメラがBayer配列でRGGBでGの情報が2倍あるため、Gのみ淡いシグナルが撮影できていたのかもしれません(この辺はあまり知識がなく想像です)。

    Darkを取得しなおすのが良さそうです。
    私の方法はDarkに余計な光が入らないように、カメラのキャップをしてクローゼット中の光が入らない暗いところで撮影しています。明るい部屋で撮影したことがあるのですが、カメラのキャップをしていてもかなりの光を拾うため、Darkの輝度が上がってしまいました。

    丹羽

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    山下さん

    ご質問をありがとうございます。また書籍の購入もありがとうございます。とても嬉しいです。

    WBPPは機能強化に従い、どんどん画面が大きくなっていきました。ノートパソコンでは表示がはみ出る場合もあると思います。そんなときは画面右端のGlobal OptionsからCompact UIにチェックを入れてください。機能が折りたたまれて小さな画面になります。

    折りたたまれた機能を表示するには、縦の両矢印をクリックします。

    また昨日の画面が複数に分かれているときに、画面を切り替えるときは、上の方の両矢印をクリックします。

    試してみてください!もしわからないことがあればお気軽に追加のご質問をください!

    丹羽

    返信先: PixInsightでのStarNet2使用に関して #18276
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    山下さん

    ご質問ありがとうございます。また書籍の購入もありがとうございます!嬉しいです。
    この件は、新しいトピックとして作成しますね。そちらをご覧ください!

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    ありがとうございます。これまでの情報を総合すると、DarkでのCalibrationで問題が起きていると思います。Narrowbandフィルターを使っているためSubframeをみるととても淡いので、Dark減算をしたときにRがぬけてしまったように思います。RGGB配列なのでGのシグナルはある程度強く、Gは残ったので緑になったと推測します。(まだ推測です)

    Darkフレームと、撮影画像、Calibrate済の画像の様子をみたいので、Processes -> all processes -> statisticsを起動して、下記の画像のStatistics画面のスクリーンショットを見せていただけませんか。

    ・Darkのマスター
    ・Darkの1枚
    ・撮影した画像
    ・Darkあり、Flat、BiasなしのCalibrateフォルダのしたの画像

    対象画像切り替えは一番上のドロップボックスでできます。

    また短期的には下記の条件でWBPPを実行すると赤くはなると思います。
    ・Biasあり
    ・Flatあり
    ・Darkなし

    PixInsightのバージョンアップは、いったんこの問題が解決するまでは実行しない方が良いと思います。環境を変えてしまうと問題の切り分けができなくなるといけないからです。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    ありがとうございます。終わった時点でMasterファイルとともに、合成前のSubframeも貼り付けてくださいますか。下記2種類です。

    ・元データ
    ・calibratedフォルダのデータ

    calibratedフォルダデータは、下記の全パターンがあると嬉しいです

    ・Biasなし、Dark Optimizedなし
    ・上記に加えてFlatなし

    よろしくお願いします。

     

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    ありがとうございます。
    次に上記に加えてFlatなしで試してくださいますか。

    丹羽

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    ぜひ結果を教えてください。

    Cloudy Nightsは興味深いですね。ただこの画像は背景も含めてデータがすべて緑が強くなっています。これはRGBのレベルの違いなので、カラーキャリブレーションをすれば治りそうです。私もカラーカメラでは最初に全体が緑になることが多いです。

    田中さんのは背景は黒くて星雲だけが緑なので、ちょっと不思議な現象です。

    また私の緑色はちょっと記憶にないですが、おそらく「緑のかぶりがある」くらいの現象で、星雲自体が緑になるのは経験したことがないです。

    私が検索してみた中で少し現象が近いのはこちらです。
    https://stargazerslounge.com/topic/391829-l-extreme-first-light-does-this-look-right/
    このかたはFlatが問題だったようです

    もう少し調べたいと思います

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    田中さん

    ご質問をありがとうございます。最初みたときベイヤーパターンの誤りかと思ったのですが、RGGBで正しく設定されていますね。ASI294MC ProはRGGBで間違いないです。

    問題を切り分けるために少し実験的にやりたいのですがよろしいでしょうか。WBPPを実行すると5時間かかるとのことなので、画像は40枚全部ではなくて、5枚程度でも結構です。

    下記の条件でWBPPを再実行くださいますか。

    ・Biasは使わない
    ・右にあるOptimize Master Darkオフにする

    またmasterフォルダ以外を削除するのは問題ありません。これらのファイルはWBPPを再実行するときに再利用してくれるので、2回目のWBPPが速くなる、というメリットがあります。私は画像処理中は残しておき、完成したら撮影したオリジナル画像とmasterを残し、それ以外を削除しています。

    返信先: WBPPでCR3ファイルが処理できない #18213
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    水っちさん

    良かったです!
    また質問などあれば遠慮なくご連絡ください。

    丹羽

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