星沼会、いっぱい出ました!

自慢の星沼会ロゴ
自慢の星沼会ロゴ

2021年8月の福島遠征を機に発足した星沼会。次回、遠征で集合できることを心待ちにしながら、普段は画像処理や機器のメンテなどを議論しています。そして天文ガイドや星ナビが発売される2021年11月5日。嬉しいことがたくさんありました。

祝 準大賞。おめでとう!だいこもん

われらがだいこもんがサイトロンジャパン天体写真コンテスト2021で見事、準大賞に輝き、天文ガイド12月号に掲載されました。おめでとうございます。これは嬉しい!!!

このコンテストは広く長く通知されていましたし、応募条件もそれほど厳しくない。たくさんの応募があったと思われます。その中での準大賞。感激です。だいこもんが受賞されたアンドロメダ銀河は、コアの部分からハロまで色の階調が豊かで色もなだらかに変化しています。そのせいか、ふだんは控えめな色使いのだいこもんが、おもいきった発色にしていにもかかわらず自然に見えます。アンドロメダ銀河といえば天体写真の王道。誰しも撮影している対象です。そんなアンドロメダ銀河で賞を受賞するのは、すごいことです。

なんでこんなに嬉しいのか?仲間が受賞したこともありますが、もう一つ思い当たりがあります。だいこもんを始めとして、星沼会メンバーとは連日、チャットやオンラインミーティングで星談義を重ねています。それこそアホみたいにずっとやっています。価値観やライフスタイルは別々のみんなですが、議論することで「この写真は素敵だね」という見る目はだんだん似てきました。だいこもんのアンドロメダが受賞したことで、自分自身の審美眼も褒められている気になったんです。

「じゃあ、大賞は誰だ〜」って見てみたら星仲間のタカsiさんじゃ〜ん。作品は・・・、いやこれもすごい。審査員の方の評にある、三つ星と馬頭星雲が対角に配置されている構図に加えて、濃い青い星と赤く広がる星雲という色によってもパースを感じました。天体写真というのは皆同じ対象を撮影するので、なにか一つ見どころを入れようと工夫するものですが、タカsiさんの写真は、色使いの鮮やかさ、構図の斬新さ、撮像の品質の高さなど、複数の要素がくみあわさって団子になってやってくる迫力があります。

アンドロメダ銀河とオリオンという天体撮影をすると最初に選ぶ対象が入選されているのも、サイトロンの思いを感じます。

受賞おめでとうございます・・・ん? 美しい妻ぞろい?

星沼会共同作品「アイリス星雲」が星ナビギャラリーに掲載

二つ目の嬉しいことは、星沼会発足のきっかけとなった8月遠征ので撮影したアイリス星雲が、見事、星ナビギャラリーに掲載されました。みんなで同じ対象を撮影し、混ぜた写真です。このチームプレイによる撮影。私はとってもこだわっています。天体観測は常に楽しいものでありたい。そのために勝ち負けとか、ジェラシーとかの要素を限りなく少なくしたいんです。

みんなで撮ったアイリス星雲
みんなで撮ったアイリス星雲

共同撮影をすると、大きな口径をもつ鏡筒は7cm屈折の私からは心強く思えますし、自分のオートガイドが不調でも、メンバーが順調だとほっとする。新鮮な感覚でした。また曇りがちな日で個人の露光時間が足りないことでも、チームプレイの力を実感できました。

みんなで頑張りました

この写真に楽しさが凝縮されている気がします。本当はアイリス星雲の西側だけの予定でしたが、何人かが左右間違えて巨大な絵巻になりました。一人では撮らない画角なので、この構図に共同撮影の楽しさが詰まっています。

「入選を狙って撮影をしてはいけない」よく語られる言葉です。正直に告白しますと、今回は撮影前の計画時点で、はなから入選を狙ってました〜。共同撮影のアイデアを星沼会で議論し準備していると、どう考えても面白いのです。こういう面白いことは世間に広く知らしめたい。そのためにギャラリーに採用されたいと、ふらちな心で撮影に挑みました。

星ナビギャラリーの代表者は、満場一致でそーなのかーさんです。6本分のとてつもない量のデータの前処理を華麗にしてくださいました。

星ナビの「ネットよ今夜もありがとう」に「たのしい天体観測」登場

最後は「ネットよ今夜もありがとう」です。11月号に掲載された「木人の天体写真日記」の宮地泉さんからご紹介いただきました。ちょうど星沼会の活動が盛り上がってきたタイミング。ありがたいことです。自分の天文ライフをコーナーに詰め込んでみました。

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