銀河

M83 南の回転花火銀河 〜 チリのリモート撮影

M83南の回転花火銀河です。我らがM101回転花火銀河に対抗して、南天のフィエイスオン銀河。「南の」とつけるあたりネーミングが北半球目線ですw。日本からでは高度が低く撮影難易度が高い天体ですが、そこは南米チリ。地平高度にして89度とほぼ天頂を通過します。
星雲

イータカリーナ星雲 〜 チリのリモート観測を始めました

チリの友人2人と一緒にAstroCHL2JPNというチームを結成し、本格的にリモート観測を開始しました。ファーストライトは日本から見ることできないイータカリーナ星雲。南半球の方にとっては我々のオリオン座大星雲のような存在です。観測所はチリ北部のアンデスの山々に囲まれたウルタド渓谷にあります。
PixInsight

日本Deconvolution学会報告 「星雲中のリンギング抑制」 〜 PixInsightの画像処理

我が日本Deconvolution学会はこの数ヶ月で急速な発展を遂げました。世間の常識を一変させたのがGlobal dark戦略。しかし星雲中の星にはうまくマスクをかけることができずリンギングの痕跡が残ってしまいました。それもLocal Supportをうまく使うことで解決しました。
撮影方法

2時間あったら何を撮る? LRGBのバランス検証

モノクロカメラを使っていて楽しいところ、かつ頭を悩ませるのはLRBGの撮影時間の比率です。240分あったら半分の120分をLにあて、残り120分で40分ずつRGBを撮影すると思います。しかし明るい星雲ならばRGBを重視した方が良いという情報も・・ということで実験してみました。
つれづれに

天文趣味と英語のはなし

天文ファンとしてまだキャリアの浅い私のブログにアクセスしてくださる方がいらっしゃるのは、私の情報の大部分が英語圏からであることも関係していると思います。ちょっと気恥ずかしいのですが、何かのお役にたつこともあろうと私の英語との付き合い方を書いてみます。
撮影方法

できるかな。フラットボックスを作りました

へたくそな私のフラット補正。盛大なかぶりにいつも苦しむのはフラットがあっていないからなんでしょう。スカイフラットもお部屋フラットもうまくできない。そんなフラットとの戦いに終止符を打つべく、フラットボックスを作りました。
PixInsight

驚異のDeconvolution。Pixinsightで画像をシャープに

PixInsightのDeconvolutionは効果が大きくしかも熟練が必要とされる必修プロセスです。大気の状況や撮影機材の性能により、本来シャープであった天体の画像がソフトになっていくのをアルゴリズムによりもう一度、もとのシャープな画像に戻すというプロセスです。
星景

天文ガイド2021年4月号に寄稿しました 〜 2020年南米皆既日食

楽しみにしていたけれど実現できなかった2020年12月のチリでの皆既日食。せめて、ということで現地情報を集めて天文ガイドに寄稿しました。レポートしたのはチリ在住のカルロス・カンポ、エドアルド・ラトーレと私のの皆既日食を見逃した3人です。
PixInsight

めちゃ便利。二つの画像を比較する方法 〜 PixInsightの画像処理

いままで、PixInsightについていろいろ書いてきましたが、たぶんこれが最強です。マジで。二つの画像の拡大部分を比較したいことって、ありますよね。簡単にやる方法があります!
PixInsight

WBPP2.0でわかったバイアス、ダーク、フラットの関係 〜 PixInsightの画像処理

WBPP2.0として大きな進化をしたPixInsightの前処理。新機能がいろいろある中でも一番の強化はControl Panelです。ここでキャリブレーション方法を細かく指定できます。またCalibration Flow Diagramが素晴らしい。キャリブレーションフローが一目瞭然です!