星空の写真

星雲

宇宙からこちらを見つめる目 〜 らせん星雲 NGC 7293

宇宙には、つくづく変わった形の天体がありますが、らせん星雲(NGC 7293)もその一つです。これは目です。どうみても目です。おまけに眉毛もあります。目尻と目頭、まつ毛もちゃんとあり、拡大すると虹彩の放射状の模様もあります。じ〜っとみていると、だんだん不思議な気分になってきます。
銀河

地味かと思いきや・・・見どころいっぱいバーナードの銀河 NGC 6822

7月の初めから8月終わりまで、チリのリモート観測所で、ずっとバーナードの銀河と呼ばれる不規則銀河 NGC 6822を撮影していました。画像処理をしてみてびっくり。地味どころか見どころがいっぱい。ひとつずつご紹介しましょう。
星雲

めっちゃカラフル。さそり座の心臓部

終わりゆく夏に想いをよせて、さそり座の中心部です。左下のオレンジ色の星が、さそりの心臓アンタレス。さそり座ってこんなにカラフルなんですよ。さすがオリオンを一発で倒したやつ。たくさんある天体の中でも、最も色彩豊かな領域の一つです。
星雲

人類のみなもと超新星爆発 – ほ座超新星残骸

ほ座超新星残骸といって、12,000年くらいまえに大爆発(超新星爆発)した星の残骸です。本当はもっと広がっていて、全部撮影するには、あと50枚くらい必要そう。超新星爆発といいますが、実際には星の終焉のことです。
星雲

もう一度、この目で見たいオメガ・ケンタウリ

オメガ・ケンタウリです。これは銀河ではなくて、全天で一番大きな球状星団。1000万個の星が集まっています。私は2019年のチリ旅行でオメガ・ケンタウリを口径30cmのドブソニアン望遠鏡で見ました。この写真の画像処理は、そのときの記憶に一番近い感じにしました。
星団

プレセペ星団は星でした・・・

世間が春の銀河祭りに沸き立つこの時期、焦点距離400mmの望遠鏡を持つ私はいまひとつ撮影対象が決まらず、途方に暮れておりました。そんな時思い出したのが、先日に感動したかに座。かに座といえばプレセペ星団です。
星雲

銀河を離れイスカンダルへ 〜 タランチュラ星雲と大マゼラン雲

大マゼラン雲といえばイスカンダル。宇宙戦艦ヤマトが地球の滅亡を防ぐためコスモクリーナーを手に入れるため、銀河を離れはるばるのぞんだところです。ガミラスのドメル将軍と最終決戦をしたのが七色星団。最新のヤマトシリーズではタランチュラ星雲に存在する設定になっているそうです。
銀河

ろ座銀河団 〜 名前は地味だけど派手なやつら

銀河団と聞いて思い出すのは春のお楽しみ「おとめ座銀河団」。しかし銀河団は南天にもあります。オリオン座の南の方に位置する「ろ座銀河団」です。宝塚歌劇団を想起させる派手なネーミングのおとめ座銀河団に対し、ろ座銀河団はあまりに地味。「ろ」ってなんだよ、と調べたらフラスコを温める炉だそうです。
星雲

だいこもんとツインで撮るM38とIC417

星沼会のビューティペアと呼ばれているだいこもんと私は、いま偶然にも似た機材を使っています。口径15cmのニュートン式反射望遠鏡です。似たような機材があるならば、やることはたったひとつ。合作です。
銀河

世界で2例目? 天の川銀河にそっくりなNGC 6744と広がるIFN

天の南極近くにある、地球から3000万光年離れたくじゃく座NGC 6744です。チリのリモート望遠鏡で撮影しました。この銀河は我々の天の川銀河に瓜二つ。隣に並べると合わせ鏡の様だそうです。あっち側のNGC 6744から天の川銀河を見て、おんなじことを言っている家族もいるかもしれません。