Masahiko Niwa/丹羽雅彦

フォーラムへの返信

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  • 返信先: HDRの手順 #26895
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    確かにこのイラストを見ると、秒数が極端に違う時は問題になりそうです。

    先ほどのリンクを下の方まで読んでいくと、だいこもんの言う通り64bitに変換していました。

    https://pixinsight.com/forum/index.php?threads/new-tool-hdrcomposition.2253/

    以前に「HDRCompositionが出力する画像は64bitなので、STFで見ると階調がジャンプして見える」という問題を質問コーナーでやりとりしたのを忘れていました。

    https://masahiko.me/forums/topic/hdrcomposition/

    とするとLinearFitも露光時間が短い方に合わせているのかもしれませんね。

    返信先: HDRの手順 #26892
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    私は露光時間の長いフレームに、短い方を合わせるように思ったのですが、どうでしょうか。上に挙げられた飽和の問題は、Rejection Highを上手にコントロールしているのかな?中でやっていることなので、正体はわかんないので予想です。

    ちなみに、LinearFitのリリースノートを見てみました。基本的な考えとしては露光の大きい方をリファレンスにしています(画像は残念ながらリンク切です)
    https://pixinsight.com/forum/index.php?threads/new-tool-linearfit.2236/

    またこちらはLinearFitの説明としてよくできていますが、やっぱりノイズの少ない方をリファレンスにするよう推奨しています。
    https://jonrista.com/the-astrophotographers-guide/pixinsights/linearfit/

    いずれにしても、だいこもんが指摘したようにHDRCompositionの前にLinear Fitはしないほうがよさそうですね。

    返信先: HDRの手順 #26890
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    こてっちゃんさん、

    丹羽です。こんにちは。とても綺麗なおりオリオン大星雲ですね。
    議論されているプロセスで良いと思いますが、いくつか補足します。

    (1) LinearFit
    HDRCompositionを実行するときに、LinearFitは不要です。HDRCompositionの中にLinearFitと同じアルゴリズムが内包されているためです。実はLinearFitとHDRCompostionは2010年の10月に同時にリリースされています。
    https://pixinsight.com/forum/index.php?threads/new-tool-hdrcomposition.2253/

    (2) WBPPとStarAlignmentについて
    StarAlignmentはWBPPを別々に実行したファイルに対して、星による位置合わせをしたのかと思います。これでも問題ないのですが、WBPPのGrouping機能を使うと一回のWBPPで全ての露出が位置合わせされた画像が出力されて楽です。

    やり方は簡単で下記の手順です。

    1. 露光ファイルを下記のルールでフォルダ分けする
    ORION_1,
    ORION_2,
    ORION_3
    ORION部分は自由につけて大丈夫です。_1, _2, _3というようにフォルダ名をつけてください。

    2. WBPPでDark, Flat, Lightファイルを全て読み込む。
    masterDarkやmasterFlatがあればそれでも良いです。

    3. Grouping KeywordでORIONと入力して+ボタンを押す。
    するとCalibrationとPost-Calibrationが露光別に分かれます。

    4. 同じくGrouping Keywordで歯車ボタンを押して、PreとPostの両方を対象にする

    これでStarAlignment済みの画像が露光別に出力されます。

    今回は関係ありませんが、モザイクする時のようにStarAlignmentを別々にしたいときは、右下のRegistration Reference Imageでauto by xxに変更します。

    お試しください!

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    ぜんまるさん

    またご質問くださいね!

    返信先: アンドロメダ銀河 黄色カブり #26874
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
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    ディープスカイさん

    おそらくデュアルバンドフィルターを使用したためと思います。

    Optolong L-UltimateはOIIIとHaを選択的に透過するデュアルバンドフィルターですが、アンドロメダをはじめとする銀河は連続光なんです。星雲の場合はOIIIとHaの光が強いので、その光を選択的に取得することで、ナローバンドでもブロードバンドに近い画像処理が可能です。

    一方で銀河の場合は、全ての波長帯に光が分布しているので、デュアルバンドフィルターなどナローバンドフィルターには不向きなところがあります。

    アンドロメダの青い領域もOIIIよりも広い周波数帯に広がっているので、それらの光がカットされたのだと思います。

    返信先: iMac M1でBXT、NXTがうまく動作しません #26873
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    松原さん

    私のMacは2台ともM1ですが、BXT, NXTは動作しています。
    まずNXTのエラーから確認したいと思います。エラーメッセージをお教えくださいますか。

     

    返信先: BlurXTerminatorのハロ処理について #26870
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    私もこれくらいのハロは気にしないというか、むしろあっても良いと思います! 綺麗です。

    だいこもんがコメントされていたように、ハロには色がつきます。星の中心部は明るいので白くなるので、ハロを使って色を表現するようにしています。私は星の画像処理では次を意識しています。

    ・中心は白く飛ばし気味にして、明るい感じを出す
    ・周辺のハロは色を出す。

    それによって、星の明るさと色を両立させています。

    私のお気に入りの写真のひとつがこちらなのですが、これは盛大にハロをだしています。
    https://masahiko.me/ngc2170/

    大先輩の中川さんにも、この写真のハロについて褒めてもらいました(自慢)
    https://nakagawa-opticslab.blog.jp/archives/32918816.html

    石黒さんの写真では、私の好みではもう少し星の中心の明るい部分が大きくても良いようにも思います。これは好みですが・・
    だいこもんがブログで説明されていたGHSのLocal Intensityを少し小さくするなどの工夫もできそうです。
    https://snct-astro.hatenadiary.jp/entry/2024/11/16/151916

    星は画像処理で大事なところと思うので、私も研究を続けます。疑問点などあれば、追加でご質問ください!

    返信先: BlurXTerminatorのハロ処理について #26865
    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    石黒さん

    こんにちは。

    参考のためにBXT前と後の画像のスクリーンショットも見せていただけませんか。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    ご愛読ありがとうございます。ぜひまたご質問ください!

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    ぜんまるさん、こんにちは。

    GraXpertは私は使っていないのですが、MGCやGCなどかぶり取りのツールは使っているので、その前提で話しますね。

    まず大前提として、これらの順番はよく論争になるものの、結論はでていないです。さらにいうと順序による違いを感じたことはほとんどないです。その上で私の考えは下記です。

    ◾️かぶりとり(GraXpert, MGC, GC)とBXT

    リニアフェーズでは下記の順で実施しています。BXTをかける前に綺麗にしておいた方が良いだろうと言う判断です。

    1. かぶりとり(GraXpert, MGC, GC)
    2. BXT

    ただGraXpertの代わりにMGCを使う場合はBXT→MGCが良いと主張している方もいらっしゃいます。これはMGCの前にSPFCという処理をしますが、その際に星像が綺麗な方がよいから、という理由です。SPCCの前にBXTをかけるというのも同じ理由です。(ちなみに私はCorrect OnlyのBXTを、SPCCの前にかけています)

    ◾️NXTなどノイズリダクション

    これも人によって意見が異なりますが、私はストレッチ後にかけています。つまりノンリニアです。ノイズリダクションで一番怖いのは、かけすぎて画像をダメにしてしまうことです。ダメになるというのは、淡い部分が消えたり、不自然に背景だけツルツルになったりなど。この判断は自分の目で見るしかないのですが、ある程度ストレッチをした画像でないと判断がつかないという理由です。リニアですと、その後に処理がどう変わるかわからないためです。

    冒頭にコメントしたように、この件はたびたびフォーラムでも話題になり、皆が主張するものの、決定版はなく、人によってまちまちです。

     

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    解決して良かったです。

    PIの他の機能はこのようなことはありませんが、WBPPは何度かこのようなトラブルを経験しています。WBPPの履歴に残ったデータが問題を引き起こすことが過去にもありました。

    WBPPはスクリプトで書かれており、進化が早い分、不具合もあるようです。

    またご質問くださいね。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    データをダウンロードしました。Lights, Dark, Flatを入れてデフォルトのまま実行したところ、問題なく通りました。

    左がL画像、右がR画像です

    私の環境では問題ないようです。

    もしかしたらWBPPに何か古い情報が残っているかもしれません。
    下記を実行して、もう一度WBPPを実行してみてくださいませんか。

    1. Resetを実行 チェックボタンは全部選択

    2. Purgeを実行 画面の右の方

    3. WBPPを閉じて、PixInsightを再起動

    これでいったんWBPPはクリアされます。PixInsightの再起動は念のためです。

    4. LRGB4つのDark, Flat, Lightを読み込み

    これでWBPPを実行してみてください。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    よろしければ撮影データを拝見したく思います。下記のフォルダーに格納くださいませんか

    https://drive.google.com/drive/folders/1QFYKRspILOoAlBHcFEZp2_Nu65EBwMKB?usp=drive_link

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    私からも、もう一つお願いしたいことがあります。

    一番最初の投稿で(6)の画面を見ると、RGBもCalibrateまでは成功しています。

    CalibratedフォルダにRGBのデータもあると思うので、それをいくつか開いてStatistics をかけてくださいませんか。

    きっとできますので焦らずに行きましょう!

    また、メールアドレスは公開するのは危険なので削除しておきました。

    Masahiko Niwa/丹羽雅彦
    キーマスター

    遠征にいって先ほど帰ってきました。いったん統計データを確認したいと思います。

    Calibratedフォルダの下のLとRGBの画像データをいくつか開いて、ProecesメニューのAll Processesの下にあるStatisticsを実行してみてくださいませんか。

    スクリーンキャプチャをお送りください。

    丹羽

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