PixInsight

発見いっぱい。タカsiさんのオリオン座を画像処理しました!

Twitterで期間限定公開されたタカsiさんの生データ。私もお祭りに参加しました。いつもと違うデータを画像処理したところ、とても楽しい。高品質なデータをあれこれ試してみるのは予想したよりも熱中しました。それに伴い発見がいっぱい。学ぶところがいっぱいでした。苦労したところ、工夫したところをまとめました。
銀河

ろ座銀河団 〜 名前は地味だけど派手なやつら

銀河団と聞いて思い出すのは春のお楽しみ「おとめ座銀河団」。しかし銀河団は南天にもあります。オリオン座の南の方に位置する「ろ座銀河団」です。宝塚歌劇団を想起させる派手なネーミングのおとめ座銀河団に対し、ろ座銀河団はあまりに地味。「ろ」ってなんだよ、と調べたらフラスコを温める炉だそうです。
PixInsight

明るさと輝度勾配を一致させるNormalize Scale Gradient 〜 PixInsightの画像処理

Normalize Scale Gradient(NSG)をIntegrationの前に使用することで、撮影した画像の明るさと輝度勾配をベストな一枚に一致させることができます。効果は絶大で、ABE/DBEでのかぶりとりがとても簡単になりました。
星雲

だいこもんとツインで撮るM38とIC417

星沼会のビューティペアと呼ばれているだいこもんと私は、いま偶然にも似た機材を使っています。口径15cmのニュートン式反射望遠鏡です。似たような機材があるならば、やることはたったひとつ。合作です。
つれづれに

天文ライフ 2021年のハイライト

天文ライフ2年目となった今年。昨年に負けずいろいろ楽しい一年になりました。セルフピックアップ方式で、1年を振り返ってみたいと思います。1月 たのしい天体観測が月間1万PVに昨年4月に誕生した「たのしい天体観測」。書くことが好きな私にとっては...
PixInsight

「炙り出さない」分子雲の強調方法 〜 PixInsightの画像処理

先日、公開したNGC 6744回りの淡いIFN。長時間露光したのに全然姿を現しません。でも強いストレッチをかけると確かに写ってはいるのです。私は「炙り出す」のが下手くそなんです。今回、星雲の強調に炙り出すことなく「ちょい足し」する手法を考案しました。
銀河

世界で2例目? 天の川銀河にそっくりなNGC 6744と広がるIFN

天の南極近くにある、地球から3000万光年離れたくじゃく座NGC 6744です。チリのリモート望遠鏡で撮影しました。この銀河は我々の天の川銀河に瓜二つ。隣に並べると合わせ鏡の様だそうです。あっち側のNGC 6744から天の川銀河を見て、おんなじことを言っている家族もいるかもしれません。
PixInsight

<緊急企画>レナード彗星接近記念 〜 PixInsightによる彗星の画像処理

レナード彗星が輝きを増しています。ネットでも彗星画像の花盛り。私も12月6日に撮影しました。彗星の画像処理で難しいのは、彗星の移動速度と星の速度が異なることです。今回はPixInsightを使って彗星と星を合成する手法を解説します。
彗星

星沼会大集合 〜 感激のレナード彗星

星沼会の大半のメンバー6名が茨城県に集合しました。この日の目的はレナード彗星。Wikiによれば4万年かけてやってきたこの彗星。軌道が楕円軌道ではないので、今回、太陽を回ったらそのまま宇宙の彼方へ飛んでいって、二度と戻ってこないそうです。
星団

夜露にしっとりプレアデス 〜 東工大天文部の学生さんと遠征しました

東工大の天文部の遠征に、星見屋店長の南口さんとご一緒させてもらいました。気分は大学生♫ 東工大の皆さんとは画像処理の勉強会でお付き合いがあります。昨今の事情から天文部の公式なイベントは開催できなかったので、多くの1、2年生にとっては今回が初めての遠征とのことでした。