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Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター
斎藤さん
詳細な説明をありがとうございます。WBPPを使う場合はインテグレーションに含める画像がリファレンスになるので、ご説明いただいた方法を取る場合はCalibrationまでで止めて、その後は手動でする必要があります。
その際にひとつ心配していることがあります。インテグレーションは、各種の統計処理をします。Pixel Rejection、 Noise Reduciton、重みづけなどです。正しい統計処理には十分な画像枚数を確保する必要があります。ご説明くださった方法ですと、各回のインテグレーションで充分な枚数が確保できず、品質が高まらなかったり、不適当な処理が起きてしまう可能性があります。
ブログで記載した、Subframe Selectorを使わずにプログラムに選別を任せた処理をするときにも、プログラムが判断ミスをする可能性があります。とくにブログの方法ではPixel Rejectionを使った星像の改善が期待されるのですが、それがうまく働かないことを心配しています。
もしPCの性能が許すのであれば、一回でインテグレーションすることもご検討ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター返信が遅くなりました。
確かにWBPPにいれたIntegration対象のlightが対象です。Integrationに含めない外部のLightをリファレンスにしたいのは、どのようなときなのでしょうか。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター斎藤さん、
本をお読みくださいましてありがとうございます。嬉しいです。私も同じで、これまではCalibrationまでWBPPをやっていて、その後はマニュアルでしたが、今回のことでBlinkで画像選別したらSubframe Selectorの選別はやらないことにしました。
LNのリファレンスですが、WBPPの最新版をお使いでしたらWBPPのLightでInteractive modeをチェックすることで選択することができます。
またこれをチェックしない場合、PSF Signal Weightという測定方法で一番値が大きい画像が選ばれます。これは同じ日ではなく、複数の日の中で最も値の大きい画像が選定されます。一定以上の枚数がある場合は、PSF Signal Weightが高い画像を10-20枚インテグレーションした画像がリファレンスに使われます。
PSF Signal Weightは星のデータの強さを測定しているようで、調べてみたところ、SN比に強く相関がありました。これまでのところ、Interactive modeでやっても、結局システムが選んだPSF Signal Weightが大きい画像をリファレンスにすることで問題がないので、私はInteractive modeは使わなくても良いかなとも思い始めています。
ご不明点がありましたら、お気軽に返信ください。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターRESOURCES → Update → Manage Repositoriesの画面を見てみてください。
下記のように1.8.9-1になっているでしょうか。もしなっていなかったら、Editを押して最後を1.8.9-1に書き換えてみてくださいますか。Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターRESOURCESメニュー → Updates → Check for Updatesとやってもアップデートされないということですね。
RESOURCESメニュー → Updates → View Installed Updatesとすると、WBPP 2.5はでてきますか?
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター清水さん
こんにちは。書籍をお読みくださってありがとうございます!!
Exposure ToleranceはPost-Calibrationタブで表示される画面のExposure Toleranceを大きくされましたたでしょうか。もしCalibration Exposure ToleranceですとDarkファイルなども5秒と180秒で同じDarkファイルを使ってしまいますのでご注意ください。この値を十分大きくするとインテグレーションは一つになります。いま5秒と60秒で実験してみたところ、一つにできました。
ただ一つ気になることがあります。5秒と180秒を一つにインテグレーションすると、180秒の画像の方がシグナルが強いため、重みづけロジックにより180秒の画像が支配的になります。もし5秒をインテグレーションしたいのが、180秒では飽和してしまうような領域を撮影したのでしたら、通常のインテグレーションではなくHDR合成が良いように思います。それぞれインテグレーションした2つのLightマスターをHDRCompositionという処理で合成します。
使い方は簡単でHDRComposition画面を起動して、5秒と180秒のマスターファイルをAddして、●ボタンで実行します。
ご質問の回答になっていると良いのですが。もし解決していないようでしたら、お問い合わせください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターご質問をありがとうございます。
以前のバージョンでは表示されていて、今回からできなくなったのですよね。ウィンドウの端をドラッグして、WBPPの画面の大きさを変えてもだめでしょうか。
また画面サイズが何ピクセルx何ピクセルかお分かりになりますでしょうか。
可能であれば、スクリーンショットを貼っていただけるともう少しわかるかもしれません。
ちなみにWBPPはバージョン2.4.5からコンパクトGUIモードができ、小さいディスプレイサイズでも表示できるようになりました。PixInsightの最小画面サイズは1920×1080ですが、それより小さくても表示できるようにしたそうです。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターこんにちは。
新しいPCで使うことは可能です。新たにPixInsightをPixInsighサイトのDOWNLOADSページからダウンロードし、インストールします。アクティベーションコードの入力ウィンドウで新たなアクティベーションコードを要求することができます。ここで入手したコードを使ってPixInsightを起動させることができます。
複数PCでの利用はPixInsightのFAQの2.7で記載されていますので、安心して使うことができます。
https://pixinsight.com/faq/#faq0207丹羽
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターそうでしたか。モノクロカメラではLRGB合成の後は、雰囲気が大きく変わるので、少し不思議です。ASI533MCが優秀なので、モノクロカメラとの差が小さいのかもしれないですね。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター本を購入くださったのですね!ありがとうございます。
デュアルバンドフィルタの合成は面白いテーマですね。
記載された方法は、この数式で得られた画像をRGBに加えるという理解で正しいでしょうか。その方法ですと、良い結果を得られないように考えています。ナローバンドの情報をRGBに加えるのは、色情報を増やして解像感を増すのが目的かと思います。私が疑似AOO法で説明した方法は、デュアルバンドフィルターの後ろにカラーカメラをつけていますので、デュアルバンドフィルターで得た画像を、RGBに分解できます。そのRGB別の画像を使って、Ha、OIII画像を疑似的に作り出しました。
一方で、モノクロカメラのフィルタにデュアルバンドフィルターを使った場合は、フィルターの後ろが直接モノクロカメラのセンサーになるので、RGB別の画像を得られず、モノクロの単一画像になります。そのため、HaとOIIIの分離ができず単色になるわけです。
RGB別に0.47, 0.27, 0.26をかけると、同じ画像に対してRGB別の比率がかかるので、今回の比率ですと茶色い単色の画像が得られます。それを元のRGBにブレンドするとHa, OIII領域が同様に茶色に加色されるだけになると考えました。5穴ですと私ならばHaを使い続けると思います。ナローバンドはバンド幅が狭いため、コントラストが高い画像が得られます。それがRGB画像にブレンドするメリットの一つです。通常ナローバンドフィルターは、バンド幅が3nm〜7nmのと小さいので高いコントラストをもつ画像が得られるので、RGBや Lに合成する意味があると思います。しかしデュアルバンドフィルターは数十nmですので、それならばカラーフィルターのまま使っていても良いかと思いました。
しかしデュアルバンドフィルターによるブレンドが検証ができている訳ではないので、もしかしたら良い方法があるのかもしれません。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターなるほど。Bチャネルの青側を調整するのですね。私は青を増やすのはColor Satulationを使っています。でもCTでLABのBをコントロールする方が自然になるかもしれませんね。試してみます。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターそうですね。機能強化を期待したいです。ところでLABの使い方に興味があります。私はほとんど活用できていませんでした。どんな時にお使いでしょうか。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターneko-CATさん
書籍を購入くださったとのこと。ありがとうございます。嬉しいです。
応用編も頑張ります。ご質問の件、確かにあると便利なのですが方法は私も見つからずにいます。できない可能性が高いです。
代替策としてあるのは、Histogram TransformationもCurves Transformationと一緒に表示しておきTrack Viewの状態にします。Track Viewとは画面の追従モードで✔️マークを押しておきます。
この状態でCurves Transformationを実行するとHistogram Transformationに反映されますので、気に入れば使う、気に入らなかったらUndoをして元に戻す、というのでヒストグラムの変化は確認は可能です。
データに直接画像処理をするのに抵抗がある場合は、PreviewやCroneを作ってそちらで実験する方法も考えられます。ダイレクトな回答ではなくて、恐縮ですがお試しください。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターありがとうございます。
ヒゲもしっかり出て、立派ならせん星雲ですね。投稿いただいた画像は少し小さめなので、1枚目と2枚目の左側に差が見えにくいのですが、実際はLRGB合成した結果、変化はありましたでしょうか。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターもちろん、いつでもご質問ください。LRGBは奥が深くて、私もかなりやり方を変えています。ブログでも発信していきますね。
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