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Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター星を見るカタツムリさん、
metadataの件は失礼しました。Image Solverが外れたバージョンから無くなっていたのですね。
DrizzleのScaleが2のときは通ったとのことですが、確かに星が少なくて不安ですね。まだパラメータの調整が必要なのかもしれません。
根本的な解決策ではありませんが、回避策的な方法がひとつあります。Drizzleしていない画像であれば、SPCCを実行できますよね。その実行結果のパラメータを使って、Drizzleデータを処理する方法です。SPCCもPCCも道具立ては大袈裟ですが、やっていることはRGBのカラーバランスを整えるのとBackground Neutralizationだけです。カラーバランスは、上記の画像ですとWhite Balance Factorsの値がそれにあたります。
以前に別の理由でDrizzle画像にPCCができなかったときに似た方法を採用しました。この時はメモリサイズの問題でPCCができませんでした。記事のリンクを貼っておきます。こちらはPCCの記事ですが、SPCCでも同じです。
https://masahiko.me/pcc-process/
実行方法は、下記のとおりです。
(1) いったんDrizzleなしの画像を使ってSPCCを実行し、White Balance Factorsを取得します。
(2) 次に記事の方法でDrizzleありの画像に対して、PixelMathでホワイトバランス調整をします。
(3) その後にBackground Neutralizationを実行します。またこの方法はDrizzleあり/なしで、カラーバランスがおなじであることを前提にしています。おそらく問題ないと思いますが、もし心配なときは、DrizzleデータをResampleによってサイズを小さくして、その画像に対してSPCCを実行してみることも試してみてください(ResampleはProcessマニューのAll processedの下にあります)。DrizzleしたデータのResampleであればSPCCがうまくいく可能性もあると思いました。その結果を使って、元データに対してPixel Mathでカラーバランスを調整します。
以上は回避策的ですが、効果はSPCCを実行したのと同じになるはずです。よければ試してみてください。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター星をみるカタツムリさん
ご質問をありがとうございます。Drizzleを使っていてもPCC、SPCCは実行可能です。私も実行しています。
まずImage Solverは正常に終了したでしょうか。スクリーンショットを拝見するとおそらく成功しているようですので、念のため確認です。DrizzleのときはPixcel Sizeを小さく(たとえばScale 2のDrizzeならば半分に)する必要があります。
このエラーはご指摘のように星を見つけられないときに発生します。PCCならば下記のようなことでエラーを回避したという書き込みがネット上にいくつかみられました。
・automatic magnitudeをオフにして、limit magnitudeの値を大きくする
・Ignore existing metadataをオフにするSPCCはまだ情報がないのですが、Signal Evaluationのパラメータが効いてくるように思います。
パラメータ変更されたようですので、上記はすでにされているかもしれませんが、いったん状況をお聞かせください。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターぜひ。うまくいかなかったら、またご連絡ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターぜひ。うまくいかなかったら、またご連絡ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターAIricha33さん
いつもありがとうございます!こういう場合はコントロールが効くDBEがおすすめです。下記のパラメータで試してみてくださいませんか。
・Toleranceを大きく(5.0くらい)
・Sample Generationを大きく(20くらい)パラメータの解説はこちらをご参照ください。
https://masahiko.me/dbe-improved/Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター天体回帰熱さん
そういっていただけると、やりがいがあります。ありがとうございます。
Linear Defects Correctionは危険ですね。私も今回で副作用を知りました。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターはい、ぜひ活用ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターpegasusさん
無事に解決してよかったです。Linear Defects Correctionをオンにするようお願いしたのですが、オフにするという機転を効かせてくださったおかげで解決できました。
Linear Defects Correctionは、最初に星や天体などを保護するために、明るいピクセルを画像からいったん除去します。その後にノイズ処理します。数字は背景ノイズのばらつきの標準偏差に対して何シグマ以上離れた明るいピクセルを除去するかを指定します。数字が小さいとより多くの明るいピクセルを除去するので処理の対象からはずれ、ノイズが残ってしまったのと思います。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターご確認をありがとうございます。Linear Defects Correctionをオフにしたら線が消えたのですね。よかったです。
古いCCDカメラを使ったときに一部のピクセルが劣化して黒い線がでることがあります。Linear Defects Correctionはその線を消すための機能です。CMOSカメラではそのようなノイズは出ないと聞いているのと、今回はオリジナルのLightファイルに線が出ていないので、Linear Defects Correctionオフで良いと思います。
また今回は関係ありませんでしたが、同じ温度条件でLightとDarkを撮影している場合、Optimize Master Darkをオフにしてください。この機能はLightと異なる温度、露光時間で撮影したDarkを使う場合に自動で調整する機能です。温度や露光時間が同じ場合に使うと逆にノイズが増えることがありますのでオフにするのが良いです。オフにした場合、Biasは不要になります。BiasはDarkに含まれるためです。OptimizeがオンのときはDarkに変更を加えるのでBias値も変わるため必要ですが、オフのときはBias不要になります。
Dark、Biasの縦縞は正常ですので安心ください。撮影した写真にはこのようなパターンノイズがふくまれます。BiasやDarkを引くのは、このようなノイズを除去するのも理由の一つです。
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この返信は1年、 12ヶ月前に
Masahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター検証をありがとうございます。そうするとやはり、LightとDark, Biasがあっていないということになりそうですね。念のため確認なのですが、今回のDark、BiasはLightとGain、Offset、温度などは一致していると考えてよろしいでしょうか。
ノイズ除去には2つほどためしていただきたいことがあります。
(1) Optimize MasterDarkをオフ
WBPPのCalibrationタブでCalibration SettingsのOptimize Master Darkをオフにして実行してみてください。
(2) Linear Defects Correction
(1)のOptimizeをオフにしても効果がなかった場合、Linear Defects Correctionを試したみたいと思います。WBPPのLightタブにLinear Defects Correctionという設定があるので、これをチェックしてみてください。Correction typeはColumns and rowsが良いと思います。Rejection limitは既定値の3から始めてみて効果がありそうなら値を変えてみてください。
また根本的になぜこのようなデータになるかは、友人に聞いたりしてもう少し考えてみますので少しお待ちください。
またもう一つご確認いただきたいことがあります。Bias, Darkのデータにもこのような縦縞や格子縞のノイズは出ていますでしょうか。
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この返信は1年、 12ヶ月前に
Masahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
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この返信は1年、 12ヶ月前に
Masahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターたしかに強調するとムラが出ていますね。
問題の切り分けのためにもう一つだけためしていただきたいことがあります。Flatを使わずに
・LightとDark
・LightとBiasではけっかはどうなりますでしょうか
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター末舛さん、
こんにちは。
保存したFitsを開いてScreen Transfer Functionで左上のリンクボタンを解除した状態で、黄色いボタンを押すと画像はどうなりますでしょうか。また保存前は問題なかったのしょうか。
ダークファイルは「WBPPでRegistrationまで実行」をしたときに、Calibration時点でつかわれます。画像からダークが引かれています。
丹羽
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターpegasusさん
理由はまだわかりませんが、Darkが影響しているような気がします。私もHαだけがDarkを引いた時に過補正となってカメラ由来っぽいノイズがでたことがあります。
DarkなしでWBPP実行するとどうなるでしょうか。
またカメラの種類、Hαの露光時間、わかればGain、オフセットをお教えくださいますでしょうか。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスター色も適切になったのですね。よかったです。不明な点があったら、お気軽にご連絡ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦
キーマスターネットで調べたところ、ASI2400MC Proはベイヤー配列がGBRBのようです。WBPPでCalibrationタブのMosaic PatternをGBRGに変更して実行してみてください。
もしうまくいかなかったら、他のパターンも順にためしてみてください。
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この返信は1年、 12ヶ月前に
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