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Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター
マスクで囲む方法もありますが、現時点で一番良いのはこのブログで紹介されているスクリプトを使うことです。慣れてきたら試してみてください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター足利様
ありがとうございます。できてよかったです。タブとして作るとCloneではなくてPreviewになります。
書籍の記載の情報をもありがとうございます。すこし表現を見直した方がよさそうです。次の改版で見直しますね!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター足利さん
本をお買い上げくださいましてありがとうございます。P151ということは、ここまで読み進めてくださったのですね。感謝です!
PixelMathでエラーが出ているとのことですが、エラーの出た画面のスクリーンショットを貼っていただけないでしょうか。確認したく思います。
丹羽
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターみいこさん
色の違いの表現、つまり色によるコントラストは私もまさに取り組んでいるテーマです。明るさのコントラストは比較的つけやすいのですが、色は全体のバランスもありなかなかチャレンジしがいのあるテーマです。
SPCCを実行した時点では、まだ写真は素材の状態です。明るさも色もまだコントラストがついていない段階です。
今回のマルカリアンチェーンは色差がデータとしてはあるものの、おそらくその差は小さく、SPCCの段階では目に見えるような違いが出ていないのと思います。その差を強調によって引き出していくのがこの後の工程で、主にノンリニアのフェーズです。
私はマスクを多用しています。たとえばGAMEスクリプトを活用して銀河ごとのマスクを作り、赤っぽくしたい楕円銀河だけ彩度をあげるなど、工夫して色の違いを表現するのかと思います。
色の違いの表現例ではありませんが、マルカリアンチェーンに似たろ座銀河団のときのマスクの例はこちらです。
https://masahiko.me/wonderful-universe/
またこれも銀河ではありませんが、色の表現方法について工夫したのがこちらです。
https://masahiko.me/contrast-by-color/
このように、あれやこれやを駆使して情報を引き出そうとしています。
私もまだ道半ばです。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター清水さん、
こんにちは。設定の方法は、まずWBPPのLightsタブでAstrometric SolutionのImage Solver parameters…をクリックします。
すると下記のウィンドウが出てきます。
ここで、Searchボタンをおして、たとえばM31と入れるなど撮影対象天体を指定してOKボタンを押すとRight AscentionとDeclinationに座標が入ります。次に望遠鏡の焦点距離とカメラのピクセルサイズを指定してxボタンでクローズします。
これでImage Plate Solverが動きます。
しかし私は、いつもAstrometric Solutionをオフにしています。
この機能は撮影した座標を画像に書き込む機能です。WBPPが終わった後に、SPCCなどのときに必要になるのでWBPPのタイミングで実行しておくと便利なためです。しかしエラーになりやすいですし、現在のWBPPではこの情報は使っていません。単に後からの利便性のためだけに実行しています。(「現在の」と書いたのは今後のWBPPの改善ではこの情報を使うことが示唆されています)
WBPPでAstrometric Solutionを実行しなかった場合は、自分でScript – Image Analysis – Image Solverを実行させます。こちらの方が動作をその場で確認できるのでWBPPで行うより便利に思います。
わからないことがあれば、ご連絡ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター対処療法的ですが、結果は同じ効果を得られるので、ぜひお試しください。
またPixelMathはとても便利です。一番使うのは、二つの画像A, Bでどちらを採用するか悩んだ時に
(A + B)/2
とやって混ぜています。カレーライスと同じで、なぜか混ぜると結果がよくなることが多いです。これもお試しください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター星を見るカタツムリさん、
metadataの件は失礼しました。Image Solverが外れたバージョンから無くなっていたのですね。
DrizzleのScaleが2のときは通ったとのことですが、確かに星が少なくて不安ですね。まだパラメータの調整が必要なのかもしれません。
根本的な解決策ではありませんが、回避策的な方法がひとつあります。Drizzleしていない画像であれば、SPCCを実行できますよね。その実行結果のパラメータを使って、Drizzleデータを処理する方法です。SPCCもPCCも道具立ては大袈裟ですが、やっていることはRGBのカラーバランスを整えるのとBackground Neutralizationだけです。カラーバランスは、上記の画像ですとWhite Balance Factorsの値がそれにあたります。
以前に別の理由でDrizzle画像にPCCができなかったときに似た方法を採用しました。この時はメモリサイズの問題でPCCができませんでした。記事のリンクを貼っておきます。こちらはPCCの記事ですが、SPCCでも同じです。
https://masahiko.me/pcc-process/
実行方法は、下記のとおりです。
(1) いったんDrizzleなしの画像を使ってSPCCを実行し、White Balance Factorsを取得します。
(2) 次に記事の方法でDrizzleありの画像に対して、PixelMathでホワイトバランス調整をします。
(3) その後にBackground Neutralizationを実行します。またこの方法はDrizzleあり/なしで、カラーバランスがおなじであることを前提にしています。おそらく問題ないと思いますが、もし心配なときは、DrizzleデータをResampleによってサイズを小さくして、その画像に対してSPCCを実行してみることも試してみてください(ResampleはProcessマニューのAll processedの下にあります)。DrizzleしたデータのResampleであればSPCCがうまくいく可能性もあると思いました。その結果を使って、元データに対してPixel Mathでカラーバランスを調整します。
以上は回避策的ですが、効果はSPCCを実行したのと同じになるはずです。よければ試してみてください。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター星をみるカタツムリさん
ご質問をありがとうございます。Drizzleを使っていてもPCC、SPCCは実行可能です。私も実行しています。
まずImage Solverは正常に終了したでしょうか。スクリーンショットを拝見するとおそらく成功しているようですので、念のため確認です。DrizzleのときはPixcel Sizeを小さく(たとえばScale 2のDrizzeならば半分に)する必要があります。
このエラーはご指摘のように星を見つけられないときに発生します。PCCならば下記のようなことでエラーを回避したという書き込みがネット上にいくつかみられました。
・automatic magnitudeをオフにして、limit magnitudeの値を大きくする
・Ignore existing metadataをオフにするSPCCはまだ情報がないのですが、Signal Evaluationのパラメータが効いてくるように思います。
パラメータ変更されたようですので、上記はすでにされているかもしれませんが、いったん状況をお聞かせください。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターぜひ。うまくいかなかったら、またご連絡ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターぜひ。うまくいかなかったら、またご連絡ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターAIricha33さん
いつもありがとうございます!こういう場合はコントロールが効くDBEがおすすめです。下記のパラメータで試してみてくださいませんか。
・Toleranceを大きく(5.0くらい)
・Sample Generationを大きく(20くらい)パラメータの解説はこちらをご参照ください。
https://masahiko.me/dbe-improved/Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスター天体回帰熱さん
そういっていただけると、やりがいがあります。ありがとうございます。
Linear Defects Correctionは危険ですね。私も今回で副作用を知りました。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターはい、ぜひ活用ください!
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターpegasusさん
無事に解決してよかったです。Linear Defects Correctionをオンにするようお願いしたのですが、オフにするという機転を効かせてくださったおかげで解決できました。
Linear Defects Correctionは、最初に星や天体などを保護するために、明るいピクセルを画像からいったん除去します。その後にノイズ処理します。数字は背景ノイズのばらつきの標準偏差に対して何シグマ以上離れた明るいピクセルを除去するかを指定します。数字が小さいとより多くの明るいピクセルを除去するので処理の対象からはずれ、ノイズが残ってしまったのと思います。
Masahiko Niwa/丹羽雅彦キーマスターご確認をありがとうございます。Linear Defects Correctionをオフにしたら線が消えたのですね。よかったです。
古いCCDカメラを使ったときに一部のピクセルが劣化して黒い線がでることがあります。Linear Defects Correctionはその線を消すための機能です。CMOSカメラではそのようなノイズは出ないと聞いているのと、今回はオリジナルのLightファイルに線が出ていないので、Linear Defects Correctionオフで良いと思います。
また今回は関係ありませんでしたが、同じ温度条件でLightとDarkを撮影している場合、Optimize Master Darkをオフにしてください。この機能はLightと異なる温度、露光時間で撮影したDarkを使う場合に自動で調整する機能です。温度や露光時間が同じ場合に使うと逆にノイズが増えることがありますのでオフにするのが良いです。オフにした場合、Biasは不要になります。BiasはDarkに含まれるためです。OptimizeがオンのときはDarkに変更を加えるのでBias値も変わるため必要ですが、オフのときはBias不要になります。
Dark、Biasの縦縞は正常ですので安心ください。撮影した写真にはこのようなパターンノイズがふくまれます。BiasやDarkを引くのは、このようなノイズを除去するのも理由の一つです。
- この返信は1年、 11ヶ月前にMasahiko Niwa/丹羽雅彦が編集しました。
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